フィンランド発のフードデリバリーサービスであるWolt(ウォルト)。
最近ではCMでもよく見かけるようになり、話題になってきました!
本記事ではそんなWolt(ウォルト)の働き方や、報酬が発生する仕組みについても解説していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
Wolt(ウォルト) 配達員の仕組み
Wolt(ウォルト)配達員はどんな働き方のルールがあるのか?仕組みを見ていきたいと思います!
稼働時間
Wolt(ウォルト)の配達ができる時間はエリアによって少し違いますが、ほとんど稼働時間は以下の通り。
- 日~木:10:00~22:00
- 金~土:10:00~23:00
フードデリバリー業界の中でも平均的な稼働時間だと言えるでしょう。
配達時の服装
Wolt(ウォルト)の配達パートナーは髪型、服装ともに基本的に自由です。
ファッションやヘアスタイルを規制されたくない方は、気持ち良く働けるのではないでしょうか?
また、配達パートナーとしてのプロフィール写真も登録する必要がないため、女性も気にせず働けることでも評価されています。
稼働方法
稼働方法は「シフト制」「フリーオンライン」の2パターンから選ぶことが可能です。
あなたの環境に合った方法で働けるので、とても良心的なシステムだと言えるでしょう。
◆シフト予約
Wolt(ウォルト)の配達パートナーでシフト予約を行うと、「最低時給保証」が適用されます。
- 東京:平日1,150円 / 休日1,350円
- 他都市:一律1,000円
平日に東京エリアで1時間配達して700円しか稼げなかった場合は、450円の差額が埋められて1,150円になります。
そう考えると「シフト予約をしない手はない!」と思いますよね。
ただし、この最低時給保証を適用させるには3つの条件を維持しなければなりません。
- 指定の配達エリア内にいること
- 常にオンライン状態にしておく
- 来た依頼は全て受ける
これらを維持すること、つまりは自分のペースで休憩を取ることができないので、ガッツリ働きたい場合にオススメです!
◆フリーオンライン
フリーオンラインは、フードデリバリーサービスならではの自由な働き方です!
登録したエリア内、営業時間内であればいつでもどこでも始められます。
ただ、Wolt(ウォルト)の営業時間は少し特殊なんですよね。
- 日曜日〜木曜日:10:00〜22:00
- 金曜日:土曜日:10:00〜23:00
たった1時間の差ですが、週末は沢山注文が入るのでこのように設定されているのでしょう。
フリーオンラインはいつでも休憩ができてエリア移動も可能ですし、他のサービスと兼業することもできます。
シフト予約(最低時給保証)にはない魅力があるので、とにかくマイペースに働きたい方はフリーオンラインがおすすめです。
配達可能なエリア
現在、Wolt(ウォルト)配達員として稼働できるエリアは下記の通りです。
北海道札幌市、北海道旭川市、北海道函館市、北海道釧路市
青森県青森市、青森県八戸市、青森県弘前市、秋田県秋田市、岩手県盛岡市、宮城県仙台市、山形県山形市、福島県福島市
東京都23区、神奈川県川崎市、神奈川県横浜市、神奈川県藤沢市、鎌倉市
新潟県新潟市、新潟県長岡市、静岡県静岡市・浜松市
京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市
岡山県岡山市、岡山県倉敷市、広島県広島市・呉市
香川県高松市、愛媛県松山市、徳島県徳島市、高知県高知市
福岡県福岡市、福岡県北九州市、福岡県久留米市、大分県大分市、佐賀県佐賀市、熊本県熊本市、宮崎県宮崎市、鹿児島県鹿児島市、沖縄県那覇市
報酬の振込み日
Wolt(ウォルト)配達パートナーの報酬が振り込まれるのは以下の通り。
- 月に2回ペース
- 1日~15日:当月25日に振込み
- 16日~末日:翌月10日に振込み
月に2回の頻度で報酬が振り込まれるのは、フードデリバリーサービスの中では低い頻度だと言えるでしょう。
多くのサービスは週に一度のペースだからです。
ただ、サラリーマン等の「月に1回」のペースと比べると高い頻度ですし、締め日から10日後に振り込まれるのですぐに反映されます。
現金払いには非対応で、稼いだ分は全額入るため管理がしやすいでしょう。
Wolt(ウォルト) 配達員の報酬の仕組み
Wolt(ウォルト)配達員の報酬の仕組みを見ていきましょう。
配達報酬は「基本料金」と「長距離料金」の合計額で、インセンティブ(追加報酬)は「ウィークリーボーナス」と「ブースト」があります。
インセンティブの仕組みはUber Eats(ウーバーイーツ)と比べるとシンプルだと言えるでしょう。
基本料金
1件の配達で得られる『基本料金』は、1件の配達に必ず発生する固定報酬です。
- 東京:平日450円 / 休日550円
- 他都市:平日400円 / 休日500円
ピックアップ報酬や時間報酬などの細かい要素はありませんが、距離報酬のみが関係してきます。
1回の配達で最低でも400円が得られ、この『基本料金』が『長距離料金』のベース料金となるので把握しておきましょう。
長距離料金
基本料金の報酬額をさらに上げていく長距離料金は、お店から配達先までの距離(ドロップ)が対象となります。
ドロップ距離 | 東京 | 他都市 | ||
平日 | 土日祝 | 平日 | 土日祝 | |
0.0km | 450 | 550 | 400 | 500 |
0.5km | 500 | 600 | 450 | 550 |
1.0km | 550 | 650 | 500 | 600 |
1.5km | 600 | 700 | 550 | 650 |
2.0km | 650 | 750 | 600 | 700 |
2.5km | 700 | 800 | 650 | 750 |
3.0km | 750 | 850 | 700 | 800 |
3.5km | 800 | 900 | 750 | 850 |
4.0km | 850 | 950 | 800 | 900 |
- レストランから配達先までの距離が計算対象
- 0.1kを超えた時点で報酬が発生する
- 100m進むごとに10円が加算されていく
東京で平日に配達をする場合、ドロップ時の距離が2.0kmであれば1件650円の報酬が発生することになりますね。
これは数あるフードデリバリーサービスの中でも稼ぎやすい位置に入るでしょう。
最近では知名度も上がってきて注文数が増えているため、エリアによっては国内最大手の出前館より稼げる事もあるのではないでしょうか?
インセンティブ(追加報酬)
インセンティブは配達報酬の額を更に高めたり、追加で報酬が得られる制度です。
今のところは「ウィークリーボーナス」「ブースト」の2パターンのみなので、すぐに覚えられるかと思います。
◆ウィークリーボーナス
『ウィークリーボーナス』はUber Eats(ウーバーイーツ)で言うところの「クエスト」になります。
1週間で一定の配達数をこなすと、その数に応じた金額が付与される仕組みです。
配達数 | 報酬金額 |
25回 | 1,000円 |
50回 | 3,000円 |
75回 | 6,000円 |
100回 | 10,000円 |
125回 | 14,000円 |
150回 | 18.000円 |
175回 | 23,000円 |
200回 | 30,000円 |
225回 | 37,000円 |
250回 | 45,000円 |
上記のように定められた配達数をクリアする度に報酬が上がっていく仕組みです。
最初に目標数を決める仕組みではなく、クエスト失敗といった心配もないので、焦りを感じずに進められるでしょう。
◆ブースト
ブーストは雨天時や需要が高まるピーク時などの『配達員の不足しがちな場合』に発生します。
- 基本料金:400円→500円
- 長距離料金:15円 / 100m→20円 / 100m
上記のように、それぞれの料金が倍になります。
ブーストの発生タイミングは事前に通知されるため、見逃す事はありません!
Wolt(ウォルト) 配達員はいくら稼げる?
Wolt(ウォルト)の特徴や給料の仕組みを押さえたところで、実際にいくら稼いでいけるのかを解説していきます。
先に結論づけると、Woltで得られる給料は日本のフードデリバリーサービスの中でもトップクラスだと言えるでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)DiDi Food(ディディフード)menu(メニュー)あたりとシステムが似ていますが、中でも『長距離であればあるほど稼げる』という部分がWolt(ウォルト)がより稼げる強みです。
もちろんエリアによってはウォルト(Wolt)では稼げない場合もありますが、全体的には稼ぎやすい位置にあります。
平均的な給料
1回の配達(700円)が25分程度で完了することが平均的。
- ピックアップ:1~2km / 5~10分
- ドロップ:2~4km / 10~20分
- インセンティブ:なし
これらの条件で具体的にいくら稼げるのかというと・・・
- 時給:1,400円(2件配達)
- 日給:8,400円(6時間稼働)
- 月収:201,600円(24日勤務)
だいたいこの程度ですね。
もちろんエリアやタイミング、状況によって変動する事もあるので参考程度に捉えてもらえたらと思います。
初心者の給料
初心者の場合、1回の配達が40分程度かかることが考えられます。
- ピックアップ:1~2km / 5~10分
- ドロップ:2~4km / 20~30分
- インセンティブ:なし
以上の条件で具体的な金額を表すと・・・
- 時給:1,000円(1~2件配達)
- 日給:6,000円(6時間稼働)
- 月収:144,000円(24日勤務)
だいたい通常のバイト(飲食店の店員やスポーツジムのインストラクターのなど)と同じ程度になるでしょう。
初心者は個人差が大きく出やすいため、こちらもあくまで一つの目安として捉えていただければと思います。
Wolt(ウォルト)のメリット!魅力的な部分とは?
Wolt(ウォルト)の働き方・仕組みは複雑ではないため、初心者でも安心して働ける環境です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)やmenu(メニュー)と仕組みが似ているので、経験したことのある方は想像できるのではないでしょうか?
もちろん配達経験のない方でもすぐに慣れるので安心してください。
長距離配達の依頼でもしっかり稼げる
フードデリバリーサービスの配達員にとって避けたいのが「長距離の配達」です。
時間と体力を削られ、報酬も割りに合わないためです。
しかし、Wolt(ウォルト)では長距離配達でもきちんと稼げる「長距離料金」という制度があるため、基本的に注文を選り好みせずに受けることができるでしょう。
ロングドロップの配達依頼こそ稼げるシステムなので、どんと構えることができます。
(P:D)合計距離 | 出前館 | Uber Eats | menu | Wolt |
1km | 715円 | 378円 | 280円 | 500円 |
2km | 715円 | 432円 | 340円 | 600円 |
3km | 715円 | 486円 | 440円 | 700円 |
4km | 715円 | 540円 | 580円 | 800円 |
表の通り、Wolt(ウォルト)の配達では距離が長いほどグングン報酬が伸びていきます。
一応、Uber Eats(ウーバーイーツ)menu(メニュー)にも距離報酬はありますが、そこまで沢山稼げるわけではありません。
Wolt(ウォルト)の『長距離報酬』は1km毎に100円ずつ増えていくため、かなり美味しいと言えるでしょう。
特にバイク配達員はかなり稼げます。
時給保証制度で安心して働ける
Wolt(ウォルト)では先述した通りフリーオンラインで稼ぐ方法と、シフトを入れて『最低時給保証』をつけて稼ぐ事も可能です。
初心者のうちはあまり注文が取れなかったり、効率よく配達できないのであまり稼げない傾向にあります。
そのため、積極的にシフトを入れて時給保証制度を活用し、安定した報酬を稼ぐことがおすすめ。
シフトは早い者勝ちなので、いつでも好きな日時に入れられる訳ではありません。
入れられるときはなるべく入れて、その中で配達に慣れていきましょう。
慣れてきたらフリーオンライン配達に切り替えて、他社サービスの配達員としても兼業していくと良いですよ。
このように働き方をうまくコントロールすると安定的に沢山稼げるので、初心者にも熟練者にも嬉しいシステムです。
現金払い非対応
Wolt(ウォルト)は現金での注文に対応していません。
- クレジットカード
- デビットカード
- Google Pay
- Apple Pay
以上4パターンの決済方法から成り立っています。
この現金非対応というのはデメリットと捉えられがちですが、配達パートナーとしてはお釣りを用意する必要がなくて楽なんですよね。
もちろんその分注文頻度は少なくなるのですが、年々キャッシュレスが進んで来ているため、いずれこの問題も解消されるかと思います。
まとめ
「Wolt(ウォルト) 配達員の仕組みとは?ウィークリーボーナスや服装など徹底解説!」というテーマで解説していきました。
Wolt(ウォルト)はフードデリバリーサービスの中で突出したシステムはありませんが、ロングドロップの注文でも難なく稼げるところが1番の魅力だと言えるでしょう。
最低時給保証制度も初心者にはとても良心的な仕組みなので、始めたばかりの方はどんどん活用していくことをおすすめします。
ただ、サービスがもっと普及して配達パートナーも増えたら最低時給保証制度が撤廃される可能性もあります。
随時チェックして今後の動きを見ていきましょう。
フードデリバリーサービスの中でも稼ぎやすい位置にあるので、迷っている方は是非登録してみてください!
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