2020年4月23日時点で、16都道府県にわたるサービス展開を見せたアメリカ発のUber Eats(ウーバーイーツ)は、もはや社会現象となった先駆けのサービスです。
そして2021年1月20日(水)から福岡県内での本格展開したDiDi Food(ディディフード)も、現在は勢いをつけて話題となっています。
どちらもサービス内容が非常に似ており、配達員を検討している人は「結局どっちが稼げるのか?」という疑問に到着しているのではないでしょうか。
本記事ではそんなお悩みを持つ人に向けて、
- 働き方
- 給料の仕組み
- 結局稼げるのはどちらか
というテーマに絞って解説していきます。
3分程度で読める構成にしているので、ぜひ読んでみてください。
DiDi フード・Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の違い
次項で両社の違いをそれぞれ述べていきますが、ここで簡単に違いを言うとすれば『展開エリアの多さ』だと言えるでしょう。
Uber Eatsは33都道府県で展開しているのに対し、DiDi Foodではまだ5都道府県のみです。
だからといって「DiDi Foodの配達員はおすすめしない」と言う訳ではなく、むしろ対象エリアであれば積極的に応募したいところです。
その理由などについては、次項を読み進めて両社の違いを理解すれば、納得できると思います。
DiDi フード配達員の働き方
配達エリア
- 宮城県
- 大阪府
- 京都府
- 兵庫県
- 広島県
- 福岡県
- 愛知県
- 沖縄県
始まったばかりのサービスということもあり、展開エリアはまだまだ少ないです。
これから徐々に拡大していく事が予想されます。
稼働時間
DiDi Food(ディディフード)の配達稼働は『9:00〜25:00』の15時間体制となっています。
フードデリバリーサービスの中では一般的な営業時間だと言えます。
今後エリアを拡大していくのであれば、もっと朝早くから稼働ができるようになるかも知れませんね!
決済方法
4パターンの決済方法があります。
- クレジットカード
- デビットカード
- 現金支払い
- スマホ決済(PayPay)
利用者の9割は『クレジット払い』で先に決済を済ませていることが多いです。
また、受注画面には利用者の決済情報が載っていません。
配達先で決済方法を知るという性質のため、一応現金のためのお釣りを用意しておく必要があります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の働き方
配達エリア
現在配達できるUber Eats(ウーバーイーツ)のサービスエリア一覧です。
- 北海道
- 宮城県
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 千葉県
- 東京都
- 神奈川県
- 新潟県
- 富山県
- 石川県
- 長野県
- 岐阜県
- 静岡県
- 愛知県
- 三重県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 奈良県
- 和歌山
- 岡山県
- 広島県
- 山口県
- 香川県
- 愛媛県
- 高知県
- 福岡県
- 佐賀県
- 長崎県
- 熊本県
- 大分県
- 鹿児島県
- 宮崎県
- 沖縄県
33都道府県も展開しており、日本のサービスの中でもトップレベルで拡大しています。
稼働時間
Uber Eats(ウーバーイーツ)の稼働時間は、エリアによって異なります。
- 7:00〜25:00
- 8:00〜25:00
- 9:00〜24:00
数あるサービスの中でも、比較的早い時間帯から始めることができて、夜も遅くまで働くことができます。
特に週末などはランチやディナータイムに限らず、一日中需要が高まるでしょう。
検討している人は自身のエリアの営業時間を調べてみてください!
決済方法
Uber Eats(ウーバーイーツ)の決済方法は6パターン。
- 現金払い
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
- スマホ決済(LINE Pay、PayPay、Apple Pay)
- Uber Cash(ウーバーキャッシュ)
結局、これらは利用者が選ぶ立場で、配達員はそこまで気にする項目ではありません。
しかし、現金払いがまだ選択肢としてあるため、お釣りの用意が必須となります。
DiDi フード配達員の給料・報酬の仕組み
DiDi Food(ディディフード)の給料は
- 基本料金
- インセンティブ
によって成り立っています。
基本料金は1件の配達で得られる報酬、つまりは単発報酬ということになります。
インセンティブは、一定の条件をクリアすると基本料金の倍率を高めたり、追加で別途報酬が得られるものです。
際立って基本料金の報酬が高いわけではないため、どれだけインセンティブ機能をうまく使いこなすかが試されるでしょう。
基本料金
基本料金とは『受取料金』『受渡料金』『受取距離報酬』『受渡距離報酬』の各報酬の総合料金となります。
『サービス手数料』は現在(2021年4月時点)では無料で、最新の情報は配達アプリでチェックすることができます。
基本料金 | 自転車 | バイク |
受取報酬 | 140円 | 150円 |
受渡報酬 | 150円 | 150円 |
受取距離報酬 | 45円 / 1km | 50円 / 1km |
受渡距離報酬 | 45円 / 1km | 50円 / 1km |
サービス手数料 | 現在無料 | 現在無料 |
自転車の場合、4kmの配達であれば、140+150+180=470円という計算になりますね!
配達料のみでは高単価とは言えませんが、インセンティブ機能で大きく補完していく形となります。
インセンティブ(追加報酬)
DiDi Food(ディディフード)ではお分かりのように、基本料金だけでは満足できないシステムとなっています。
そこでもう一つの柱となるのが『インセンティブ』。
インセンティブ内容は非常にUber Eats(ウーバーイーツ)と似ており、ゲーム感覚で取り組むことができます。
DiDi Foodもユニークなシステムがあり、とても重要な項目なので、ぜひ理解しておきましょう。
時間クエスト
ランチタイムやディナータイムなど、需要が高まる時間の中で発生するクエストです。
- 3件:300円
- 6件:800円
- 12件:1,800円
上記のように、一定時間内で配達数に応じたボーナスが得られます。
他のクエストに比べると料金設定は低いですが、すぐに結果として反映する部分が魅力的。
目の前の目標対象にできるため、非常にモチベーションが維持しやすいでしょう。
日跨ぎクエスト
日跨ぎクエストはUber Eats(ウーバーイーツ)とほぼ同じシステム。
平日と週末で期間が分けられており、それぞれ一定数の配達をしたらまとまった報酬が加算される仕組みです。
- 平日(月曜日〜木曜日)
- 週末(金曜に〜日曜日)
終わり13件でした、そのうち現金支払いは2件でしたー!難波辺りで稼働しました〜
55件クエストは行けました〜!
緊急事態宣言でどんだけ配達員増えるんかなぁ(^◇^;)どうなるんやろー? pic.twitter.com/4S7iNglUVp— たかDiDiFood専門配達員 大阪 (@didifood3) April 22, 2021
20回の配達で800円が加算される
35回の配達で2,000円が加算される
55回の配達で5,700円が加算される
など、一定の数字を達成したら大きな報酬が得られるため、『時間クエスト』の少し期間が長いバージョンとして捉えてもらえるとイメージしやすいかと思います。
ピークタイム
一時的に注文の需要が高まっているエリアが地図に表示され、そこで配達をすれば追加で報酬が得られるシステム。
追加報酬は約200円程度ですが、エリアや注文数の増加レベルによって変動します。
まずはボーナス付きの注文が鳴るように、青枠のエリア内に移動して待機しましょう!
特にバイク配達員が移動しやすくて有利ですね。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の給料・報酬の仕組み
Uber Eats(ウーバーイーツ)の給料システムは、
- 基本料金
- インセンティブ
で成立しており、DiDi Food(ディディフード)とほぼ同じ内容です。
また、Uber Eats(ウーバーイーツ)は2020年に大流行し、その後生まれたフードデリバリーサービスのインスパイア元となっています。
つまりは元祖と言っても良いほど、現在あるライバル業界に大きな影響を与えました。
では早速、その元祖となる給料システムに触れていきましょう。
基本料金
1件の配達で発生する報酬のことを『基本料金』と称します。
- 受け取り金額
- 受け渡し金額
- 移動距離料金
- サービス手数料
の4つから合算されます。
DiDi Food(ディディフード)よりは2項目ほど少なくシンプルとなっています。
また、サービス手数料10%は最低でも掛かってしまうのがデメリットとして浮き上がってきますね。
エリア | 都道府県 | 受取料金 | 受渡料金 | 距離料金 | サービス手数料 |
関東 | 東京都 | 265円 | 125円 | 60円 / km | 10% |
神奈川県 | 250円 | 120円 | 60円 / km | 10% | |
埼玉県 | 300円 | 170円 | 150円 / km | 35% | |
千葉県 | 300円 | 170円 | 150円 / km | 35% | |
中部 | 愛知県 | 215円 | 105円 | 60円 / km | 10% |
近畿 | 大阪府 | 215円 | 105円 | 60円 / km | 10% |
京都府 | 215円 | 105円 | 60円 / km | 10% | |
兵庫県 | 215円 | 105円 | 60円 / km | 10% | |
九州 | 福岡県 | 215円 | 105円 | 60円 / km | 10% |
また、移動距離の報酬はドロップ時のみが対象となっています。
つまり「レストランから配達先まで」しか計算されないため、ピックアップ時に無駄が生じてしまいます。
インセンティブ(追加報酬)
Uber Eats(ウーバーイーツ)のインセンティブは豊富にあり、やり甲斐を感じられるシステムとなっています。
昼(夜)クエスト | ランチ・ディナータイムで、1件の配達料金に数百円がプラスされる。 |
日跨ぎクエスト | 平日休日に一定数の配達をこなせば数千円が加算される。 |
悪天候クエスト | 雨や雷の日に発生。表示された数字の配達数をこなすと数百円から数千円が加算される。 |
ブースト | 11:00~13:00などのランチタイムに発生しやすい。1回の基本料金の倍率が高くなる。 |
赤いシミ | マップ上に赤いシミが表示され、そのエリア内で配達をすると数百円が加算される。 |
一つ一つ解説すると長くなるため、ここでは割愛します!
とにかくインセンティブにおいては、Uber Eats(ウーバーイーツ)は数あるサービスの中でもダントツに種類が多いです!
DiDi フード・Uber Eats(ウーバーイーツ)どっちが稼げる?
DiDi Food(ディディフード)、Uber Eats(ウーバーイーツ)それぞれ特徴を並べていきましたが、結論を述べていきたいと思います。
稼ぎやすさにおいては、現在は『DiDi フード』が優勢だといえます。
まず基本料金の時点で差を感じられるでしょう。
DiDi Food | Uber Eats | |
自転車 / バイク | 自転車(バイク) | |
受け取り料金 | 140円 / 150円 | 215円 |
受け渡し料金 | 150 / 150円 | 105円 |
受け取り距離報酬 | 45 / 50円 | 0円 |
受け渡し距離報酬 | 45 / 50円 | 60円 |
サービス手数料 | 現在無料 | 10% |
インセンティブ内容においてはUber Eats(ウーバーイーツ)の方が充実しているのですが、だからと言ってたくさん稼げるという訳ではありません。
また、Uber Eats(ウーバーイーツ)では、特に都会エリアは飽和状態となっています。
配達員が急増しすぎて注文が鳴りにくくなっている現状があり、一部地域では距離報酬が減額されたという事実もあります。
そのような諸々の要員も含めて、DiDi Foodはデメリットがあまり目立たないため、稼ぎやすいと判断しました。
DiDi フード・Uber Eats(ウーバーイーツ)の違いのまとめ
Uber Eatsしかエリアにない人はそれを選び、DiDi Foodがあれば積極的に応募しましょう!
掛け持ちもおすすめできるため、リスク分散として視野に入れておいてください!
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。