Uber Eats(ウーバーイーツ)では、2019年以降、現金配達が開始スタートしました。
キャッシュレスが浸透してきたとはいえ、依然として「現金派」の人は数多くいます。
配達パートナー自身が現金配達に対応するかどうか選択することができますが、がっつり稼ぎたいなら、現金配達にも対応するのがおすすめです。
今回は、Uber Eats(ウーバーイーツ)の現金対応に関して、配達の流れや対応方法、メリット・デメリットについても改めて解説いたします。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で現金配達を受ける方法
冒頭でもお伝えした通り、Uber Eats(ウーバーイーツ)の現金支払いの配達は任意で、自身で選ぶことができます。
ただ、配達パートナーが誰でも現金対応で配達できるわけではありません。
現金支払いの配達を受けるために必要な条件
現金支払いの配達依頼を受けるためには、下記いずれかの条件を満たす必要があります。
- Uber Eatsの注文者用アプリに、自身のクレジットカードかデビットカードを登録する
- Uber Driverアプリに、自身のクレジットカードかデビットカードを登録する
- 40回以上配達を行う
上記3つの条件のうち、1つでも達成すると、自動的に現金払いをオンにすることができるようになります。
Uber Driverアプリへの登録方法
Uber Driverアプリにクレジットやデビットカードの情報を登録する手順は下記の順番でタップしてください。
- 「アカウント」
- 「お支払い」
- 「Uberへのお支払い」
- 「支払い方法の追加」
ここでカード情報を入力するだけでOKです。
現金払い設定の変更方法
Uber Driverアプリの右下のボタンをタップし、「運転の設定」のページで、「現金払いを受け付ける」をオンにすると、現金対応の配達依頼を受けることができるようになります。
【注意】40回配達すると、自動的に現金対応になる
一つ注意してほしいのが、条件3つ目の「40回配達」についてです。
40回の配達が完了すると、そのタイミングで自動的に現金払いの受け付けがオンになります。
万が一、現金対応の配達依頼を受けたくない場合は、設定をオフにすることを忘れないでおいてください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の現金対応の配達の流れ
現金支払いの設定が無事できれば、実際に配達を進めていきましょう。
現金支払いに対応するからと言って、配達の流れが大きく変わることはありませんので、安心してください。
リクエストを受ける
配達リクエストを受けることができれば、通常通り、料理のピックに向かいましょう。
注文者の元へ向かう際、緑色の「現金アイコン」が表示されます。このマークが表示されると、注文者が現金支払いを希望していることが分かります。
後程詳しく解説しますが、注文者の元に着くまでに、お釣りの用意があるか確認しておきましょう。
料理を渡し現金を受け取る
注文者の元に無事着いたら、「現金を受け取る」ボタンをタップし、料理を渡し、現金を受け取りましょう。
ちなみに、現金支払いの場合は、置き配対応ができない仕組みとなっていますので、必ず注文者と対面して、直接手渡しで受け取りましょう。
受け取った現金は自分の配達報酬に
現金支払いで受け取ったお金は、そのまま自分の配達報酬として受け取ることになります。
当然ですが、「現金支払いで受け取った金額」と「あなたの配達報酬額」は一致しませんので、その後の流れについては、次章で詳しく解説します。
【対策】もしも注文者がお金を払ってくれなかったら
万が一、現金支払い予定の注文者が現金を持っていなかった時の対策をお伝えします。
注文者が現金を持っていなかった場合、まず持っているだけの現金だけ受け取り、そのまま商品を渡して大丈夫です。
商品を渡したら、配達アプリ上で右下にある「詳細はこちら」をタップし
- 全く料金を支払わなかった場合→「乗客が料金を支払わなかった」
- 一部のみ料金を支払った場合→「乗客が料金の一部を支払わなかった」
それぞれタップし、画面の指示に従ってください。
あなたが残金を取り立てる必要はなく、注文者との連絡は、Uber Eats(ウーバーイーツ)のサポートが引き継いで対応してくれます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)受け取った現金の処理・お金の流れ
ここで一番気になるのが、差額の清算方法だと思います。
2,000円の注文に対して、報酬額が500円だった場合、1,500円余分に報酬を受け取ってしまうことになります。
ですが、この清算もUber Eats(ウーバーイーツ)が自動的に行ってくれるので、心配する必要はありません。
①カード払いの注文の報酬から清算される
現金支払いの配達で、想定よりも多くの現金を受け取っている場合、「カード払いの配達で得た報酬」から「現金支払いの配達で発生した差額」を引いた残りの金額が口座に振り込まれるようになっています。
②クレジットカード・デビットカードから清算
もう一つ考えられるのが、現金支払いの注文ばかり受けたことで、「カード払いの配達で得た報酬」より「現金支払いの配達で発生した差額」の方が多くなったパターンです。
この場合は、事前に登録しているクレジットカードかデビットカード請求されるようになっています。
支払いサイクルは週1回
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達報酬は、毎週月曜日の4時〆となっているので、週1回、現金支払いとカード支払いの報酬の清算が自動的に行われます。
いくら返金しないといけないか、差額を確認したい場合は、アプリの「売り上げの詳細」から確認することができます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)現金支払いの配達に必要なもの
Uber Eats(ウーバーイーツ)の現金配達ができるようになったら、以下のものを用意しておきましょう。
- お釣り
- コインケース
現金支払いで、少し手間がかかってしまうのが、お釣りの対応です。できる限りスムーズに対応できるように、準備しておきましょう。
財布でも配達はできますが、コインケースがあると種類が一目で分かるので、とても便利です。100均のもので十分ですよ。
現金配達で用意しておくべきお釣りの枚数は?
注文者が毎回ぴったりの現金を用意してくれているわけではありません。
理想的なのは、毎回1万円札で支払われたとしても、お釣りの対応ができるように準備しておくことですが、1日に何回も配達する場合、正直難しいので、下記枚数を目安にしてみてください。
- 5,000円札:2枚
- 1,000円札:20枚
- 500円玉:5枚
- 100円玉:20枚
- 50円玉:5枚
- 10円玉:20枚
- 1円玉:10枚
全部合わせると、それなりの金額になります。
毎回きっちり同じ額を用意する必要はありませんが、目安にして頂ければ、1日の配達は問題なく乗り切れると思います。
配達中にお釣りが足りないことに気づいたなら、現金支払いの配達を一時的に停止することもできるので、うまく使い分けてください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)現金配達のメリット・デメリット
最後に、Uber Eats(ウーバーイーツ)の現金配達のメリット・デメリットをまとめました。
良い面も悪い面も、特徴を正しく理解したうえで、「やる・やらない」を決めていただければと思います。
Uber Eats(ウーバーイーツ)現金支払いの配達をするメリット
- 現金が即日で手に入る
- 配達依頼が多くなる
- お釣りをチップとしてもらえることがある
- カードのポイントがたまりやすくなる
現金が即日で手に入る
現金配達の場合、受け取ったお金はそのまま自分の配達報酬として受け取ることができます。
差額分は、1週間単位で清算されるとはいえ、即日で現金が手に入る、事実上「毎日給料日」になるのは大きな魅力の一つです。
手持ちの現金がない方、急ぎでお金が欲しい方には、特におすすめです。
ただ、くれぐれも差額は返金する必要があるので、手元に残った現金をついつい使いすぎてしまわないように気を付けてください。
配達依頼が多くなる
現金支払いの配達を受けつけることで、単純にリクエスト回数が増えるチャンスがあります。
配達員の仕事は、いかに待ち時間を減らし、配達回数を積み重ねることができるかどうか、がとても大切です。
なかなかリクエストが鳴らないエリアで、現金配達の受け付けをオンにすると、すぐに配達依頼が入る!何てこともあります。
配達件数を稼ぎたい人は、現金配達に対応することをおすすめします。
お釣りをチップとしてもらえることがある
Uber Eats(ウーバーイーツ)のチップは、本来アプリを通じて行います。
ですが、現金支払いの場合、お釣りを返却する際「お釣りは大丈夫です」と言って、チップのようにもらえることがたまにあります。
狙ってもらえるものではありませんが、素早く丁寧に対応することを意識して配達していれば、チップがもらえる確率も少しは高くなるはずです。
カードのポイントがたまりやすくなる
Uber Eats(ウーバーイーツ)の現金配達で受け取った金額が、配達で稼いだ金額の合計よりも高かった場合、その差額は登録したクレジットカードから支払われます。
こちらも狙って行うものではありませんが、手元に入る金額は変動せず、ポイントだけ貯まることになるので、決して高額ではありませんが少しお得な気持ちになれます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)現金支払いの配達をするデメリット
- お釣りを持ち歩かないといけない
- 必ず対面で受け渡しをしなければいけない
- 配達効率が悪くなることがある
- 現金を落としてしまうリスクがある
お釣りを持ち歩かないといけない
デメリットの一つ目にあげられるのが、やはりお釣りの扱いです。
毎回注文者がいくら用意してくれているか分からないため、なるべくどんなパターンにも対応できるように、準備しておく必要があります。
配達先でもたもたしないためにも、しっかり準備しておくことは大切ですが、やはりキャッシュレス決済と比べると、面倒ではあります。
必ず対面で受け渡しをしなければいけない
Uber Eats(ウーバーイーツ)では現金支払いの場合、注文者は「置き配」を選択できない仕組みになっています。
そのため、商品の受け渡しは必ず対面・手渡しで行う必要があります。
少し前までは、当たり前のことですが、新型コロナウイルスなどの感染症のリスクなどを考えると、人との接触は極力少なくしたいと考える人もいます。
そのように考える人からすると、対面での受け渡しをデメリットと考える人はいるかもしれません。
配達効率が悪くなることがある
アプリ上で決済を終えている場合、注文者との受け渡しは、ほんの数秒で終わります。
ですが、現金支払いの場合、
- 必ず対面で受け取りをしないといけない
- お釣りのやり取りがある
など、どうしても店舗が悪くなってしまいます。
たった数十秒、数分のことかもしれませんが、このやり取りが1日に何回も続けば、その時間だけで配達がもう1件できるくらいになるかもしれません。
現金配達の受け付けをオフにしても、コンスタントに注文リクエストを受けることができるのであれば、オフにして配達する方が配達効率は良くなるでしょう。
現金を落としてしまうリスクがある
配達中、事前に用意したお釣り、注文者から受け取ったお金など、配達時間が長くなればなるほど、多くの現金を持つようになります。
財布やコインケースの出し入れをする回数も多くなるので、落としてしまう可能性も高まるので、くれぐれも注意してください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で現金支払い配達のまとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員として働くなら、基本的には現金支払いに対応した状態で稼働するのがおすすめです。
ただ、手間をかけたくない、お釣りの準備が面倒で嫌だ、という方は、必ずしも無理に現金配達に対応する必要はありません。
ただ、「配達員としてがっつり稼ぎたい!」という方は、注文リクエストの受け皿を広くし、極力待ち時間を短くするために、現金配達も積極的に行っていきましょう!
待ち時間を減らす方法としてはもう一つ、「出前館やWolt(ウォルト)などの他フードデリバリー会社の配達員と掛け持ちする」という方法もあるので、気になる方はぜひ調べてみてください。
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