フィンランド発祥のフードデリバリーサービスWolt(ウォルト)は、日本では広島県からスタートし、徐々にエリア拡大をしていきました。
そして北海道札幌市が新たにサービスを開始することとなり、配達員の募集が始まるのですが、、、
と、Woltならではの特徴を知らない人も多いのではないでしょうか?
本記事ではそんな疑問をもつ人に向けて、
- Woltの配達パートナーは稼げるのか
- Woltの給料の仕組み
- 配達パートナーの働き方
- Wolt配達員の平均時給
- パートナー登録のやり方
このように全体的な情報をまとめていきます。
できるだけ要点だけを抜いて説明していくので、3~5分程度で重要部分が把握できると思います。
Wolt(ウォルト)の配達パートナーを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
Wolt(ウォルト)札幌の配達パートナーは稼げる?
結論から言うと、札幌のWolt配達パートナーは十分に稼げます。
- シフト予約をすれば最低時給保証(1,000円)が適用される
- フリーオンラインでも働くことができる
それぞれの特徴は後述しますが、2パターンの働き方を選べるというのがWoltの強みだと言えるでしょう。
ほとんどのサービスが「シフト予約のみ」「フリーオンラインのみ」で偏っており、そもそもシフトが先取りされていたり、稼働中でもなかなか依頼が来なかったりします。
その点Woltは、平日などの注文率が低い日にシフトを入れて最低時給保証をつけたりできますし、休日はフリーでガッツリ働くことも選べます。
配達員としてパターンを選べるのは非常に都合が良くてライフスタイルに組み込みやすいですし、初心者も安心して稼ぐこともできるでしょう。
長距離移動の依頼こそ稼げる
Wolt(ウォルト)には「長距離料金」というシステムがあります。
具体的な内容は後述しますが、これによりロングドロップの依頼がより稼げる仕組みになっています。
特に地方の場合は長い国道が多くてグングン進むことができるため、この機能を十分に生かすことができるでしょう。
東京はシフト時給や基本料金の高さが魅力ですが、この点においては札幌などの地方が優勢だと言えますね。
Uber Eats(ウーバーイーツ)や出前館といった大手会社の配達員は「配達数」が大事なのですが、Wolt(ウォルト )は長距離の依頼こそ嬉しい内容となっています。
他社サービスとの比較
【関東地区:各社ピックドロップ料金表】
(P:D)合計距離 | 出前館 | Uber Eats | menu | Wolt |
1km | 715円 | 378円 | 280円 | 500円 |
2km | 715円 | 432円 | 340円 | 600円 |
3km | 715円 | 486円 | 440円 | 700円 |
4km | 715円 | 540円 | 580円 | 800円 |
表から分かることは「Woltは走った分の報酬が手厚い」という部分。
Woltはドロップのみ(レストランでの受け取りから配達先へのお届け距離)しか距離報酬として計算されません。
しかし、ドロップだけでも3km超えたあたりから出前館の報酬を超えていき、そこから先は一人勝ちしていく形となります。
簡単な表ではありますが、日本での大手4社と比べると「Wlotはドロップ距離が長いほど嬉しい」という事がわかりました!
Wolt(ウォルト)札幌の配達パートナーの働き方は?
Wolt(ウォルト)が稼げる理由について、特徴的なシステムに触れながら説明しましたが、実際はどのような流れで業務を行うのでしょうか。
働き方は5つにポイントが分けられます。
- 稼働制度
- 注文の受け取り方
- 北海道札幌市で配達可能なエリア
- 注文決済方法
- 給料支払い日
これらを簡潔にまとめていきます。
稼働制度
Wolt(ウォルト)ではエリアによって多少ズレがありますが、おおよその稼働時間は以下となります。
- 日~木:10:00~22:00
- 金~土:10:00~23:00
基本的にはこの稼働時間での業務となり、働き方は2パターンあります。
「シフトを入れて安定的に稼ぎたい日」にはシフト予約をし、「自由にガッツリ働きたい日」はフリーオンラインで好きな時間に稼働ができます。
そんな具合で、自分のライフスタイルに合わせて働き方を変えられるので、次項を参考にしてください。
シフト予約
基本的にはフリーオンラインで好きな時に稼働ができますが、ここであらかじめシフト予約を入れる事で「最低時給保証」が適用されます。
- 東京:平日1,150円 / 休日1,350円
- 他都市:一律1,000円
よって、札幌の配達パートナーは時給1,000円となります。
1時間で600円しか稼げなかった場合は、差額の400円がプラスされて1,000円となります。
但し、以下のルールに従わなければなりません。
指定の配達エリア内から出ない
常時オンライン状態にしておく
依頼が来たら問題がない限りは全て受ける
つまり「今日は時給を保証するからこのエリアを専業で働いてくださいね〜」といったニュアンスです。
また、1時間で1,300円を稼げた場合は1,300円のままなので、あくまで1,000円までの差額を埋める制度だと理解しておきましょう。
フリーオンライン
Wolt(ウォルト)の配達パートナーが稼働できる時間内であればいつでも働けます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)や出前館の業務委託、menuなど大抵の配達員はこのスタンスで働いていますね。
シフト予約では得られないメリットとして
- 好きな時間に休憩ができる
- エリア移動ができる
- 他社との掛け持ちができる
つまり「自分のペースで働ける」という事ですね。
気楽に休憩しながら働きたい人、時給1,000円以上稼げる事を前提にガッツリ稼ぎたい人どちらにも向いています。
注文の受注方法
基本的にWoltの人気店やレストランが密集している場所に待機しておきましょう。
6ステップの工程を踏みますが、慣れてきたら流れるように出来ます。
配達アプリを開くと地図が表示されるので、そこで『スワイプしてオンラインにする』の案内にしたがって、画面を右にスワイプしましょう。
すると『配達を待っています』と表示されてオンライン状態に切り替わります。
注文(配達リクエスト)が入ると、青色の枠で内容が表示されます。
中心に『開始』ボタンが表示されているので、受けたい場合は押しましょう。
※Woltでは注文を拒否したい場合の専用のボタンがなく、サポートでその旨を伝える必要があります。
『開始ボタン』を押したら、マップ上にピックアップ先のお店が表示されます。
『料理の準備ができました』という表示が出たらお店に取りに行けるサインなので、移動しつつ通知を待ちましょう。
料理を受け取る際に、登録されているオーダー番号を伝えましょう。
その際、アプリに表示されている『受け取った商品にチェックを入れてください』の案内に従ってチェックを入れた後、その案内を右にスワイプしましょう。
商品の受け取り(ピックアップ処理)が完了すると、緑色の枠で配達先の住所や内容が表示されます。
『開始』ボタンを再度押すと、ドロップ先の住所が表示されるので安全運転で向かいましょう。
配達先に到着したら、注文内容に書かれていた「受け取り方法」「依頼メモ」を確認し、希望の通りに受け渡しを行いましょう。
※「置配」もあるので慎重に確認をしてください。
受け渡しが終わったら『注文が配達されました!』の表示を右にスワイプして完了です。
以上が注文を受注してから配達するまでの流れです。
配達可能なエリア
Wolt(ウォルト)での注文・配達は、札幌市のどのエリアでできるのか調べてみました。
- 中央区
- 北区
- 西区
- 東区
- 白石区
- 豊平区
以上の一部が現在の対象エリアです。
なお、今後エリアを拡大していく予定とのことです。
決済方法
Wolt(ウォルト)が対応している決済方法は3つです。
- クレジットカード
- デビットカード
- スマホ決済(Google Pay、Apple Pay)
Woltでは現金での決済は対応していないため、配達員はお釣りを用意する必要がありません。
現金決済が無い分、他のデリバリーサービスと比べると注文頻度は少し低いですが、ここでもシフト時給制度が効力を発揮します。
電子決済は常連のお客さんが付きやすいため、配達先までの地理を覚えやすくなるというメリットもあります。
給料の支払い日
Wolt(ウォルト)配達パートナーの給料支払い制度については、
- 月2回の支払い
- 1日~15日:当月25日に振込み
- 16日~末日:翌月10日に振込み
週払いのUber Eats(ウーバーイーツ)DiDi Food(ディディフード)と比べると頻度は低いですが、そこまで問題ではないでしょう。
最大手の出前館でもWolt(ウォルト)と同じく月2回の支払いですし、サラリーマンと比べると逆に頻度が高いくらいです。
また、Wolt(ウォルト)は電子決済のみなので、働いた分が全額でしっかりと振り込まれます。
Wolt(ウォルト)札幌の配達パートナーの報酬形態は?
札幌エリアでWolt(ウォルト)の配達パートナーとして働く場合、報酬が発生する仕組みを理解した方が効率よく動けるので押さえておきましょう。
- 「基本料金」+「長距離料金」=1件あたりの配達料金
- インセンティブの追加報酬
基本的にはこれらの要素が合わさって報酬が決定します。
また、報酬から手数料が引かれる事はないので、稼いだ分全て得られます。
基本料金
Woltでは、1件の配達によって得られる「基本料金」があります。
- 東京:平日450円 / 休日550円
- 他都市:平日400円 / 休日500円
北海道札幌市は他都市の枠なので、後者の低い方となります。
東京とそれ以外は50円もの差がありますが、最低400円の報酬が固定で得られる仕組みです。
この「基本料金」が次項の「長距離料金」と関係してくるので把握しておきましょう。
長距離料金
「長距離料金」は、「基本料金」をスタート地点として加算される報酬システム。
レストランから配達先までの距離を走る際に、0.1kmを超えた時点で報酬が発生し、そこから100m進むごとに10円が加算されていきます。
以前までは「ピックアップ(現在地からレストラン)」「ドロップ(レストランから配達先)」の全ての距離が報酬となっていましたが、現在はドロップ時のみとなっています。
ドロップ距離 | 東京 | 他都市 | ||
平日 | 土日祝 | 平日 | 土日祝 | |
0.0km | 450 | 550 | 400 | 500 |
0.5km | 500 | 600 | 450 | 550 |
1.0km | 550 | 650 | 500 | 600 |
1.5km | 600 | 700 | 550 | 650 |
2.0km | 650 | 750 | 600 | 700 |
2.5km | 700 | 800 | 650 | 750 |
3.0km | 750 | 850 | 700 | 800 |
3.5km | 800 | 900 | 750 | 850 |
4.0km | 850 | 950 | 800 | 900 |
100m進むごとに+10円となるので、上の表では0.5kmごとに50円増えていることが分かります!
札幌で平日に配達をする際、ドロップ時に走った距離が3kmだとしたら、1件で合計700円の報酬がもらえるということになります!
インセンティブ
『基本料金』+『長距離料金』で発生する報酬だけでなく、インセンティブによる追加報酬も得られます。
- Weeklyクエスト
ウィークリークエストは、1週間の中で一定数の配達をするとボーナスが得られるものです。
固定配達数 | 達成報酬 |
25回 | 1,000円 |
50回 | 3,000円 |
75回 | 6,000円 |
100回 | 10,000円 |
125回 | 14,000円 |
150回 | 18.000円 |
175回 | 23,000円 |
200回 | 30,000円 |
225回 | 37,000円 |
250回 | 45,000円 |
Uber Eats(ウーバーイーツ)の場合は自分で達成できそうな数を指定して、それに向かって期限までに頑張るというやり方です。
しかしWolt(ウォルト)は、わざわざ指定する必要はなく『到達した分のボーナスがもらえる』 という、ストレスフリーなシステムなんです。
目標を高く見積もりすぎて自分の首を絞めることにならずに済みますし、確実にもらえるので最高ですね。
- ブースト
ブースト機能が発生するのは不定期です。
雨天時やピークタイム(需要が高まるタイミング)など、配達員が不足する場合に発生します。
基本料金:400円→500円
長距離料金:15円 / 100m→20円 / 100m
このように、配達で得られる各料金が倍になったりします。
雨の予報などがあれば事前に告知されるので、配達員にとっては助かるシステムですね。
Wolt(ウォルト)札幌の配達パートナーの平均時給は?
Wolt(ウォルト)の配達パートナーについて、一番気になるのが平均時給ではないでしょうか?
エリアや移動距離、インセンティブの発生によって多少ズレが起きる事は当然ですが、おおよその目安はあります。
- ピックアップ:1~2km / 〇〇分
- ドロップ:2~4km / 〇〇分
- インセンティブ:不定期
このように一般的に掛かる時間と、初心者が掛かる時間を比較して時給を計算していきます。
一般的な平均時給
一般的には、1回の配達は約20~30分で完了するでしょう。
- ピックアップ:1~2km / 5~10分
- ドロップ:2~4km / 10~20分
- インセンティブ:雨やクエストにより不定期
ここから算出すると1件の配達で600円〜800円なので、30分程度で完了するとなると、時給1,200円〜1,600円ですね。
ある程度慣れている人の平均としてはこれくらいのペースでしょう。
これに諸々のインセンティブ機能が重なると、さらに稼げるといった具合です。
初心者の平均時給
初心者の場合は、移動効率が悪かったり作業に手間がかかったりするため、1回の配達で30分~50分程度かかることが考えられます。
- ピックアップ:1~2km / 10~15分
- ドロップ:2~4km / 20~30分
- インセンティブ:雨やクエストにより不定期
算出すると1件の配達で600円〜800円なので、40分程度かかるとすれば、時給800円〜1,200円となるでしょう。
もちろん初心者は個人差が開きやすいため、全然稼げない人もいれば、一般的な時給(1,400円)を達成する人もいます。
極端な例としてザックリ説明しましたが、おおよそこの程度というのは間違いありません。
Wolt(ウォルト)札幌の配達パートナーになるための手順
基本的にWolt公式からの案内に従えば、自然に登録が済みますが、あらかじめここで一連の流れを見せておきます。
zoomにて配達パートナーの説明会に参加しましょう。
道路交通法や配達パートナーとしての在り方など、基礎的な適性テストを受講します。
住所や携帯番号、銀行口座などの個人情報を入力し、身分証明証などの必要書類をアップロードをします。
実際に配達する上でのアプリ使用方法、地図の見方などの細かいレクチャー動画を観ましょう。
担当エリアの配達拠点にて、バッグやスマホホルダーなどを受け取りましょう。
最後にアカウントが有効化されるので、実際に配達員として稼働することができます!
以上、配達パートナー登録のステップでした。
Wolt(ウォルト)札幌の配達で必要なものは?
Wolt(ウォルト)で働く際に必要なものは以下の3点。
- 自転車orバイク
- 配達バッグ(支給)
- スマホホルダー(支給)
そして、この中で自分が用意する分は「自転車orバイク」だけでOKです。
それ以外はWoltの配達パートナーの登録ができたら、拠点で受け取ることができるため、個人で購入する必要がありません。
(Woltアイテムの装着は義務ではないので、個人でこだわりたいのであれば、自分で用意しても良いですよ!)
自転車
札幌エリアでWolt(ウォルト)の配達をする場合は、「自分の自転車」「レンタル自転車」のどちらかとなります。
- 自分の自転車
基本的に東京以外は自分の自転車を使う方が良いでしょう。
というのも、電車で稼ぎやすい地域に出向くことは効率が悪いからです。
東京だと、家や店が密集していて電車ですぐに移動ができますし、レンタルサイクルも各地に点在して利用しやすいですよね。
反対に地方のエリアは、自分が住んでいる地域で家からスタートした方が、機転が利きやすい事が多いです。
もし自転車がない場合は「元を取るぞ」という気持ちを持って購入することをお勧めします。
- レンタルサイクルの利用
自転車を所持していない場合、自分が配達する(住んでいる)エリアの近くにレンタルサイクルが設置されていれば、積極的に利用すると良いでしょう。
レンタルサイクルにもいろんな会社があります。
ドコモバイクシェア |
ハローサイクリング |
ChariChari(チャリチャリ) |
コギコギ |
など、様々な場所に別会社のレンタル用の自転車が並んで設置されています。
今日からレンタルサイクルを青(でらチャリ)から赤(#ChariChari)に切り替えました!
赤、めっちゃいい。
赤いほうが小径なので小気味よくゆったりな感じ。青は普通のシティサイクルって感じ。 pic.twitter.com/ImAz7fMVO2
— コジロウ | kintone hive Nagoya MC (@repondreyou1) April 6, 2021
大抵は1日1,000円程度で乗り回せるので、1時間もあれば元は取れます。
都内での事例ですが、これを利用して月収100万円を達成した配達員もいるので、レンタルサイクルは悪くない選択肢だと言えるでしょう。
バイク
Wolt(ウォルト)とバイクは相性抜群なので、持っている人はぜひ積極的に使いましょう。
長距離料金のシステムにより、配達先が遠ければ遠いほどバイクのスピード効果が発揮できるからです。
長距離は嬉しいことですが、遠すぎると自転車では時間のロスになりかねません。
Woltで配達バイクが認められているのは以下の条件となっています。
- 排気量125cc以下の原付・バイク
- 事業用ナンバーを取得した125cc以上の二輪車
「事業用ナンバーを取得した軽自動車」も認められていますが、配達手段としてはメジャーではないので、頭の片隅に入れておくだけで良いでしょう。
「配達バッグ」「スマホホルダー」は支給される
Wolt(ウォルト)では、配達必需品である「バッグ」と「スマホホルダー」を支給してもらえます。
具体的に挙げると…
- 配達バッグ×1
- スマホホルダー×1
- Tシャツ×2
- ジャケット×1
- キャップ×1
- 布マスク×1
このようにWolt(ウォルト)の配達パートナーになると、自転車以外の必需品が受け取ることができます。
ただ、これらのアイテム一式で5,000円が保証金として引かれて「Woltの配達員を辞める際にアイテムを返却すれば返金される」という仕組みになっています。
なので、「ちゃんと会社側に一式を返さないと、マイナス5,000円になったまま」という事ですね。
最終的に返すことになるため「支給」とは意味が違ってきますが、最後まできちんと使って返却できたら、無料でバッグを使えたことになります。
まとめ
Wolt(ウォルト)の配達パートナーとして、札幌エリアで働きたい人に向けて情報をまとめていきました。
個人的には国内の有名サービスでランキングをつけるなら
- 出前館
- Wolt
- Uber Eats
- menu
になりますね!
出前館やUber Eats(ウーバーイーツ)などと併用して働くのもおすすめなので、ぜひ検討してみてください!
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