2020年からUber Eats(ウーバーイーツ)や出前館などのフードデリバリーサービスが盛り上がる中、世間的には目立っていなかったChompy(チョンピー)。
しかしこの国内発のChompyは、利用者や配達員にとって、今や無視できない存在となりました。
2020年末よりエリアの拡大やシステムの改善などによって、『品質』を重視する日本人に打って付けのサービスへと変貌したからです。
今回はそんなChompy(チョンピー)で、配達員側の視点で情報をまとめていきたいと思います。
具体的には、
- Chompyクルー(配達員)の特徴
- 給料が発生する仕組み
- 時給や月収の平均値
- 他社と比べて稼げるのか
この辺りの情報を解説していきます。
3分程度で読めますし、配達員として実際に稼げるのかどうかが判断できる内容となっているので、ぜひ読んでみてください。
Chompy(チョンピー)配達員の特徴
Chompy(チョンピー)配達員の特徴を一言で表すなら『日本の配達界の天界』だと言えるでしょう。
まず細かな配慮を挙げるなら…
- 報酬が高単価
- 現金注文がない
- 複数(ダブル)配達がない
- 4桁のみの注文番号
など、他のサービスでありがちな欠点(配達員のストレス要因)を省いてくれています。
では早速ですが、Chompy(チョンピー)のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
事故による傷害補償
Chompy(チョンピー)には、配達中に『対人』『対物』などの事故が起きた場合、Chompyクルーへ傷害補償が適用されます。
安心安全なサポート体制がついているため、落ち着いて楽しく配達ができるのではないでしょうか?
傷害補償には、事前の支払いや追加の支払いは一切発生せず、補償制度の対価の支払い義務を負いません。
会社側が負担してくれるため、配達員にとっては非常に心強いですね。
最低時給保証2,000円
Chompy(チョンピー)には、指定された条件を守れば『最低時給2,000円』が約束されます。
人によってはこれこそが魅力だと言えるのではないでしょうか。
条件は4点です。
- Chompy専用のバッグ・ユニフォームを装着すること
- 11:00〜15:00の中で3時間以上のオンライン状態を維持すること
- 配達依頼の応答率を80%以上にする
- 他社と掛け持ち業務をしない
「時給2,000円は約束するから、ランチタイムに専念して働いてください」という事ですね!
時給2,000円というのは、数あるアルバイトの中でもかなりの高単価です。
少数精鋭
Chompyは他のサービスと違って誰でも簡単に入れるわけではなく、ある程度の配達経験を持つ人でないと、クルーになれる資格が得られません。
メリットでありデメリットでもありますが、入れさえすれば物凄く優遇されるため、長所として捉えられるでしょう。
フードデリバリー界のライザップという捉え方をしてもらえればイメージしやすいと思います。
(諸説ありますが、1000回以上の配達経験を持つ人でないと入れないという話もあります)
また、登録説明会が2ヶ月後など、遅くなる場合もよくある話です。
理由としては、
- 良質な配達員だけで回すことを重視したスタイルにより、経験の深い人材を厳選している
- Uber Eats(ウーバーイーツ)で不遇な思いをしている人が沢山乗り換えようとしている
が挙げられるでしょう。
今後はエリアを徐々に展開していくため、経験者優遇ではありますが、各エリアにて一定数の募集がかかるでしょう。
デメリット
個人店がメイン
既存の大手フードデリバリーサービスでは、基本的にチェーン店を加盟店にして料理を届けます。
しかしChompyは、こだわりを持つお店(個人店)の料理が食べたいという人に向けた配達サービスでもあるんですよね。
個人店専門デリバリーサービスという立ち位置では、一人勝ちに成功しているかと思いますが、配達員側としてはもっと働きたい気持ちもあるでしょう。
そこだけが唯一気になる部分ではありますね。
これに関してはサービスの質を担保するための戦略でもあると思うので、プラスとしても考えられますが…
やはり配達員を増加させすぎない方針でもあるため、バランスを考えるとちょうど良いのかも知れません。
配達時間が限定されている
Chompy(チョンピー)の営業時間は11:00〜21:00で、これは出前館と同様の時間となっています。
ただ、配達ができるのは『ランチ』『ディナー』のピークタイムのみです。
- ランチタイム:11:00〜15:00
- ディナータイム:17:00〜21:00
より稼ぐために一日中張込みで働きたい人にとっては、15:00〜17:00の2時間はもったいない時間となりそうですね。
ただ、その時間を自分の休憩時間として有効活用すれば、効率的だとも言えるでしょう。
ここに関しては各自の工夫次第で欠点を潰せるのではないでしょうか?
Chompy(チョンピー)配達員の給料の仕組み
Chompy(チョンピー)の配達員の報酬制度は2パターンです。
- 基本報酬:1回の配達で得られる報酬
- インセンティブ:一定の条件を満たすと発生するブースト
以上が最低時給制度を省いた『成果報酬型による給料システム』となります。
他サービスと比べると単純な報酬制度なので、計算がすぐできて働きやすいでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)などの海外発祥フードデリバリーサービスによくある『クエスト』はありません。
非常にシンプルであり、高単価で稼ぎやすいのは配達員にとっては好都合ですね!
ただ、Chompyクルーになれるのは、配達熟練者の特権だという事を理解しておきましょう!
基本報酬
【通常報酬】
- ピック / ドロップ:125円ずつ
- 距離報酬:75円 / 1km
- 待機報酬:75円 / 5分(5分以降は1分毎に15円ずつUP)
最後の『待機料金』というのは、料理が完成するまでの待ち時間のことです!
ここで時間を無駄にしてしまってイライラが募るパターンが多いのですが、Chompy(チョンピー)はその待ち時間までも報酬が発生するシステムなんです。
【キャンペーン報酬】
- ピック/ドロップ 187.5円ずつ
- 距離報酬 112.5円/1km
- 待機報酬 112.5円/5分
上記のキャンペーン報酬は1.3倍のブーストが効いている状態で、2021年4月現在での倍率です。
いずれキャンペーンは無くなると思われます!限定的ではありますが、早い段階でChompyクルーになれた人は非常にラッキーですね!
インセンティブ
Chompy(チョンピー)のインセンティブは『チャレンジ制度』というものがあります。
チャレンジ制度は毎日募集されており、指定された時間帯とエリアで注文応答率80%を維持すれば『最低時給保証』『ブーストボーナス』が適用される制度です。
最低時給は1,500円の時もあれば1,800円と高くなる事もあったり、その日によって変わります。
ブーストボーナスもかなり太っ腹で、2倍や3倍なんていう日も珍しくありません。
遂に出た!チョンピーのチャレンジ禁断のブースト3.0倍!明日は雨らしいけど、やるしかない!!そんなに配達員集まらないのかなー!?#チョンピー#ブースト pic.twitter.com/5FRbpQWAtW
— βベータ (@otorih2012) January 26, 2021
雨の日などは特にブーストボーナスが高く設定されるため、他社サービスでいう『ピーク料金』のような見方もできますね。
このような日は時給3,000円も現実的です。
これも経験豊富で信頼できる配達員ならではの上級コースだと言えるでしょう。
Chompy(チョンピー)配達員が稼げる給料!時給や月収は?
VIPな待遇を受けられるChompyクルーですが、実際に稼げる具体的な金額が気になりますよね!
次項では『基本報酬』をベースに、配達距離や時間などから給料を計算し、平均時給や月収を割り出していきたいと思います。
また、実際のChompyクルーのリアルな給料も調査して、より精度の高い数字を出していきます。
結果を見ると、よりChompyクルーになりたいというモチベーションに繋がるでしょう。
平均的な給料【時給】
条件を満たして最低時給2,000円が適用されている場合、11:00〜15:00の4時間業務であれば日給8,000円は固いです。
ただ、最低時給制度を必要としない人も多いかと思うので「歩合制」として、実際の働き方に沿って解説します。
- ピック:125円
- ドロップ:125円
- 距離報酬:75円 / 4km=300円
- 待機報酬:75円 / 5分=75円
合計:625円
4kmの距離であれば1回の配達で625円となり、1時間に2~3件の配達をした場合は1,250〜1,875円です。
ただ、現在はキャンペーンブーストにより1.3倍なので、812円になりますね。
インセンティブによるブーストボーナス(2倍程度)が更に乗ると、1件の配達で1,625円になります。
慣れれば1時間に2〜3件も配達できるため、時給3,000円超えも現実的でしょう。
平均的な給料【月収】
最低時給2,000円が適用されていて、1日4時間を30日働いた場合、月収は240,000円になります。
人によって月に働くペースは異なるため、30日働いた場合として計算しました。
時給制度を利用していない場合は・・・
- 1件700円あたりの依頼を1時間に2件
キャンペーンブースト(いずれ無くなる前提)- インセンティブブースト1.8倍
- 1日に4時間勤務
- 月に25日出勤
上記の条件で計算すると、月収252,000円となります!
月収100万円は可能か
Chompy(チョンピー)の配達員として働く場合、月収100万円は現実的ではありません。
理由は明快で、利用者がまだ少なく時間やエリアが限定されているからです。
他サービスで言えば『出前館』がまさに今が全盛期で、高単価でありながら世間的な認知度があるため、注文頻度が高くて稼ぎやすく、月収100万円の事例もあります。
しかし、Chompy(チョンピー)も侮れません。
配達員になれたら『高単価』『最低時給保証2,000円』といった、水準の高い安定した給料が貰えるメリットがあるからです。
認知度が低くても安定しているため、ポテンシャルは計り知れません。
今後のサービス展開と、全国にどう拡大していくかに注目したいですね。
結局、Chompy(チョンピー)配達員は稼げるの?
Chompy(チョンピー)の配達員は稼げるのかについては、業界の中でもしっかりと稼げる方だといえます。
具体的にいえば、『入れさえすれば、高い報酬を安定して稼ぐことができる』という認識で良いと思います。
他のサービスよりも本格的に展開していくのが遅かった分まだまだ謎が多いのですが、業務システムから察するに、配達員になれさえすればかなり安定して働けるのは間違いないでしょう。
- Chompyクルーになれたら稼げる。
0か100かという事になりますね。
配達の経験をより高い次元で活かせるフィールドなので、技術を磨いてきた人は特に報われるでしょう。
他サービスと比較
日本で既に展開しているサービスから上位を選び、その中で稼ぎやすさのランキングを付けるなら以下のようになります。
- 出前館 or Chompy(チョンピー)
- Walt(ウォルト)
- DiDi Food(ディディフード)
- foodpanda(フードパンダ)
- Uber Eats(ウーバーイーツ)or menu(メニュー)
エリアや条件によってランキングに差異は生じますが、Chompyは出前館と肩を並べて1位であると言えるでしょう。
Chompyは給料こそダントツに高いですが、出前館と比べると稼働時間が2時間少なく、認知度の低くて注文頻度がまばらなので、同等の稼ぎになると言えます。
よって最低時給制度を利用することが有効手段となるのではないでしょうか。
本気でもっと稼ぎたい場合は、出前館などの制限のないサービスには勝てないと言えます。
ただ、Chompyは「高い水準で安定した給料を稼ぎ続けられる」ため、地に足がついた状態で活動ができるでしょう。
掛け持ちがおすすめ
Chompyは全体の営業時間が11:00〜21:00で、そのうち15:00〜17:00の2時間は注文の受け付けができません。
なのでその間に『出前館』などの、単発報酬が高額なサービスの配達員として働く事をお勧めします。
もちろんガッツリと本気で稼ぎたい人へ向けた話なので、無理にそうする必要はありません。
ただ、せっかくChompy(チョンピー)の配達員として働けているとしたら、無駄なくより効率的に稼ぎたいですよね?
まだまだ認知度が低く注文がならない時間もあるので、時給制度を受けず成果報酬で働いている人は、その間に他社サービスの配達を積極的に受けましょう!
まとめ
Chompy(チョンピー)の配達員はどの仕組みで給料が発生するのかについてまとめていきました。
提案できる働き方のパターンは2つです。
- 高い水準の給料を確実に稼ぎたい人は『最低時給制度2,000円』を受ける。
- より効率的にガッツリと稼ぎたい人は『成果報酬の掛け持ち』で無駄なく取り組む。
どちらもしっかりと稼げる事には変わりはないですが、「安定を求めるか」「攻めて稼ぐか」は個人の選択によって働き方の質が変わってくるでしょう。
配達員になれたらかなりの待遇が得られるChonpy(チョンピー)は、経験の深い人でなければ登録ができません。
まずはUber Eats(ウーバーイーツ)など、誰でも入れるサービスから経験を積んで、Chompyクルーの登録に挑戦してみてはいかがでしょうか。
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。