フードデリバリーサービスの「出前館」は国内最大手という事もあり、配達員として一番稼ぎやすい事で人気があります。
とは言っても、、、
と疑問に思う人も多いと思います。
具体的には
- 出前館の給料事情
- 配達可能なエリアや稼ぎやすい場所
- 稼働時間や稼ぎやすいタイミング
これらを中心に、出前館の配達員の給料体系について簡単にまとめていきます。
5分程度で出前館の報酬制度がわかるように構成しているので、ぜひ参考にしてみてください。
出前館配達員の給料事情や報酬が発生する仕組み
出前館は雇用形態によって大きく報酬の仕組みが異なります。
- バイト:時給制
- 業務委託:歩合制
結論としては「業務委託」の方が稼ぎやすく、働けば働く分給料が発生する成果報酬型になっています。
バイトはどれだけ働いても(サボっても)一定した金額なので、どちらかと言えば配達員としてのメリットを削ぎ取られた印象がありますね。
とはいえ、どちらにもメリットやデメリットがあるので、具体的な給料発生システムを説明していきます。
バイトの給料の仕組み
バイト配達員は雇用契約による時給制で、サポートの充実により安定感があります。
- 時給:1,000円〜1,200円(エリアにより変動)
- 日払い、週払いが可能
- 社会保険が充実、確定申告をする必要がない
給料面に関する特徴としては以上になりますが、加えて「自前の自転車やバイクを用意しなくても良い」という部分も初期コストの削減に繋がるでしょう。
始めたばかりで安定した確実な収入が欲しい人にはおすすめなのですが、それ以上を狙うとなると限界があります。
1時間で2件までなら問題ないのですが、慣れてきて3件以上の配達ができるようになると、割りに合わなくなるという事ですね。
業務委託の給料の仕組み
業務委託はフリーランスとしての扱いなので「完全歩合制」です。
- 1件の配達で660円~715円(エリアにより変動)
- インセンティブによる追加報酬(キャンペーン等による)
- 振り込みが毎月2回のみ
業務委託は1件の配達で〇〇円という固定報酬で計算され、慣れて効率が良くなると沢山稼ぐことができます。
最長10分で到着できる限定されたエリアでの配達になるので、自転車でも全く問題ありません。
また、インセンティブというブースト期間が設けられることがあり、1件の配達で1,000円以上を獲得することも可能です。
>>出前館はブーストが1日中。1日の報酬が1.4倍になる【鬼稼げる】
支払いのタイミングは毎月2回と決められています。
- 毎月15日締め→同月20日に支払い
- 毎月末日締め→翌月5日に支払い
支払いのタイミングが2回に定められているシステムが唯一の欠点なのですが、より稼げるならあまり気にならないのではないでしょうか。
また、現金対応にしておくと注文が入りやすくておすすめです!
自分でお釣りを細かく用意して、最後に拠点で精算する手間がありますが、稼ぎやすさが全然違います。
Uber Eats(ウーバーイーツ)との違い
デリバリーサービスの中でも認知度が高いUber Eats(ウーバーイーツ)。
出前館との明確な違いといえば、「距離に左右されるかどうか」という部分でしょう。
- 出前館:距離報酬なし
- Uber Eats(ウーバーイーツ):距離報酬あり
ここが大きなポイントで、Uber Eats(ウーバーイーツ)は少し複雑な仕組みになっています。
首都圏での報酬システムで言うと
- 受け取り金額:265円
- 受け渡し金額:125円
- 移動距離料金:60円/km
- 手数料 :10%
1kmにつき60円が増えていくようになっていて、それも「お店から配達先までの距離」しか対象になりません。
出前館は短距離で1件715円も稼げるので、それと比べるとUber Eats(ウーバーイーツ)は少し報酬が低いように思います。
>>Uber Eats(ウーバーイーツ)バイトは稼げる?給料・時給を徹底解説!
出前館で働ける地域は?どこが稼げる?
どのフードデリバリーサービスでも共通していますが、出前館は特に「場所に影響されやすい」と言っても良いでしょう。
距離報酬という概念がない分、いかに数をこなせるかが勝負になってきます。
出前館の配達員は全国展開をしていますが、現在では求人が限られています。
「店が少ない」「注文が入りにくい」という地域など、場合によってはUber Eats(ウーバーイーツ)やメニューなどの距離報酬型の方が向いているかも知れません。
まずはそこを視野に入れながら、出前館として働けるエリアを確認していきましょう。
出前館の配達可能なエリア
2021年9月時点では、出前館の配達員として働けるエリアが限られています。
- 北海道
- 宮城県
- 福島県
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
- 茨城県
- 富山県
- 岐阜県
- 静岡県
- 愛知県
- 三重県
- 滋賀県
- 大阪府
- 兵庫県
- 京都府
- 岡山県
- 広島県
- 福岡県
- 佐賀県
- 長崎県
- 熊本県
- 鹿児島県
- 沖縄県
出典:https://www.demaecan-jobs.com/#top
各県内の中で登録拠点が複数あります。詳しくは下記の記事で解説しています。
>>【2021年3月版】出前館配達員の配達エリア・地域と拡大予定エリア【すぐ分かる】
東京や神奈川などの首都は多数の登録拠点がありますが、地方は少なく限られています。
出前館は配達対応エリアを拡大しており、参入者の定員が埋まったら募集を停止する方針で、配達員の飽和の防止を図っているようです。
定員オーバーすると募集を締め切る可能性があるので、検討している人は早めに登録することを推奨します。
出前館で稼ぎやすいエリア
出前館のバイト、業務委託どちらも共通して稼ぎやすいエリアは「東京」「千葉」「埼玉」「神奈川」の一都三県です。
業務委託の場合は
- 一都三県:1件715円
- 地方 :1件660円
※沖縄エリアは550円
バイトの場合は
- 都内:1,200円
- 関東一部地域:1,100円
- 地方:1,000円
エリアによって多少の金額差はありますが、関東圏内が稼ぎやすいのは共通しています。
地方で頑張っていきたい人であれば「注文回数が多くて店が点在しているエリア」で根を張って働けば、数で勝負ができるでしょう。
出前館の配達員の稼働時間
出前館の配達ができる稼働時間は11:00~21:00で、1日10時間の稼働が設定されています。
他社の稼働時間は、、、
- Uber Eats(ウーバーイーツ) :8:00~25:00(地域によって変動)
- menu:24時間稼働(レストランの営業時間に左右される)
- DiDi Food:9:00~25:00
- Wolt : 9:00~23:00 (地域によって変動)
競合と比べると出前館は稼働時間が少ないですね。
このように見ると出前館のデメリットが目立ちますが、稼げない無駄な時間帯を省いていて合理的だとも言えます。
稼ぎやすい時間帯は?
配達員として稼げる時間帯は言わずもがなですが、
- ランチ:11:00~13:30
- ディナー:18:00~20:30
このような「人の生活規則に沿った時間帯」ですね。
当然といえば当然ですが、昼食と夕食時以外はほとんど注文が入らないことも珍しくありません。
街やレストランも人で混雑している時間帯なので、配達員にとっては多少ストレスかと思いますが、ゴールデンタイムは避けて通れないでしょう。
更に、出前館特有の「早押し」システムで、ライバルに先取りされないようにしなければなりません。
最初は戸惑うかと思いますが、慣れてくれば配達先までのルートやタイムリミットなどすぐに組み立てられるようになります。
特に激戦区(新宿エリア)では一瞬の判断に委ねられるため、ボーッとしていられません。
まとめ
本記事では出前館の配達員のあらゆるシステムについて解説していきました。
他社との比較も含めて出前館のメリットデメリットが確認できたと思いますが、出前館は総じて安定感があり稼ぎやすいといえます。
そして出前館で働くなら、やはり「業務委託」が稼ぎやすくやりがいを感じられるでしょう。
業務委託の良いところは
- 時間に縛られない
- 頑張った分稼げる
- 1件あたりの報酬が高い
と、働いていて楽しい要素が詰まっています。
もっというと「トラブル時に拠点スタッフが助けてくれる」というサポートも安心でき、出前館の日本的な親切さを感じられます。
出前館は総合的に安心できる面が多いので、配達員選びに困った際は、第一候補として検討してみてはいかがでしょうか。
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。