出前館では、配達依頼のことを「オファー」と呼ぶことがあります。
出前館の業務委託配達員は、ウーバーイーツのように「注文リクエストが送られてくる」というものではなく、配達員用アプリの画面で自分で依頼を受ける必要があります。
アプリの画面は同じエリアにいる配達員全員が見れる掲示板のようなもので、先に注文を取る「早押しシステム」です。
先に注文を取られることもあるため競争要素がありますが、「赤オファー」といった仕組みもあり、慣れてくれば稼ぎやすい部分もあります。
これから出前館で働こうと考えている方は、このオファーの仕組みについて知りたい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オファーの種類やオファーを取れないときの対処法などについて解説して行きます。
出前館の赤オファー・推薦オファーとは
赤オファーとは、長時間取られていない注文や、雨や雪などで配達員の稼働率が悪い日などに発生するオファー(配達依頼)のことです。
出前館のオファー画面にはいくつかの配達依頼が表示されており、各エリアの配達員全員が見ることができます。
通常のオファー画面は以下のように表示されています。
赤オファー・推奨オファーは以下のように、赤色の画面として表示されます。
赤オファーは、「注文者を待たせないため」「サービスの質を落とさないため」という狙いがあります。
ただし、この赤オファーは「優先度が高い注文」という意味ですが、必ずしも「受注しなければならない」ということではありません。
時期やタイミングによっては配達員側にもメリットがあるので、次項で解説していきます。
出前館の赤オファー・推薦オファーのメリットは?
赤オファーは「優先的に配達してほしい」という運営側の要望です。
基本的には配達員へのメリットはありませんが、キャンペーンのタイミングであれば赤オファーの報酬金額がアップすることもあります。
実際に、2021年11月30日のキャンペーンでは報酬が30%が加算される状態となっており、関東の出前館配達員が赤オファーを取ると、1件の報酬が930円になっていました。
(関東は配達報酬が1件715円なので、30%を加算して930円になります。)
赤オファーは今後も報酬アップになるのか
赤オファーは今のところ、キャンペーン中でしか報酬アップはされませんが、これで受注率が高くなれば通常時でも対象になることも考えられます。
赤オファーの報酬がアップする場合は、配達員共有のグループLINEや配達員アプリなどから告知されるので、最新情報を見逃さないようにしておきましょう。
また、基本的に出前館はもともと報酬金額が高く設定されているので、赤オファーでなくても効率よく稼ぐことができます。
出前館のオファーが取れないときはどうする?
出前館のオファーが取れない(先に取られる)方は、他の配達員が沢山いることが原因になっていることが多いです。
出前館で効率よくオファーを取るために「スマホ2台持ち」「マックなどの人気店で1km以内に常にいる」という対策をしている方もいます。
可能であれば、ぜひ試してみると良いでしょう。
そして、これから紹介する方法もおすすめなので、オファーが中々取れないという方は、できる範囲でぜひ実践してみてください。
複数の拠点に登録する
出前館は都市ごとに配達範囲が決められ、そこから出るとオファーが受けられなくなるシステムです。
同じ拠点に他の配達員がたくさんいたり、そもそもオファーが少なかったりした場合は、なかなかオファーが取れません。
もし、その状況にある場合は、隣のエリアや稼ぎやすいエリアなどにも登録してみると良いでしょう。
稼働時間を変えてみる
時間によって、オファーの数は変わります。
基本的に稼ぎやすいとされるのは、ランチ(11:30〜13:00)とディナー(18:00〜21:00)ですが、その時間帯は他の配達員がひしめき合っている時間でもあります。
当然、多くの配達員がオファー画面をチェックしている状態なので、新しい依頼が表示されてもすぐに取られてしまうことも多いでしょう。
その場合の対策として、あえてランチやディナーなどのピーク時間外で稼働することをおすすめします。
13:00〜18:00までが稼働しやすいと思うので、試してみてはいかがでしょうか。
休日や平日、天候にもよってもオファーの数は変化するので、この点も踏まえながら配達してみると良いでしょう。
現金注文を受け付ける
出前館の料理は「クレジット決済注文」「現金注文」があり、どちらか片方を受けることも両方受けることもできます。
クレジット決済のみの場合は、注文者が事前決済をしているため「お釣り」がなく、配達する側は楽です。
しかし、現金注文をするお客さんも半数程度いるため、オファーが表示される割合が減ってしまいます。
もしあなたがクレジット決済の注文しか受けていない場合は、単純に現金注文の分が表示されていない可能性が高いので、変更設定を行いましょう。
他の配達員として掛け持ちする
出前館の配達員だけ稼働している方で、なかなか受注できない場合は他の配達員として掛け持ちすることをおすすめします。
オファーが受けられない時は、例えばウーバーイーツの配達員として稼働することで、時間を無駄にせずに効率よく働くことができます。
ウーバーイーツ配達員について詳しくは下記記事がおすすめです。
ウーバーイーツ バイトの給料・時給は?稼げるの?出前館の赤オファー・推薦オファーのまとめ
今回は出前館の「赤オファー・推薦オファー」の基本情報と、「オファーが取れない時の対処法」についてまとめました。
出前館は短距離配達の依頼がほとんどで、報酬単価が高くて稼ぎやすいサービスです。
しかし、唯一悩ましい部分は「注文の早押しシステム」という部分で、初心者の方はなかなかスピード感についていけないこともあるでしょう。
しかし、慣れてくると自分なりの対処法や効率の良い動き方などが身についていきます。
今回紹介した「赤オファー」の最新情報を随時追いかけたり、オファーを先取りできるための対処法を実践したりして頑張ってみてください!
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