日本のフードデリバリーサービスの中でもトップクラスに稼ぎやすいとされている「出前館」。
バイトよりも業務委託の方が人気で、1件の配達報酬が高くインセンティブ報酬も高頻度で発生します。
そんな太っ腹な出前館ですが、、、
「出前館って待遇がいいからチップ機能もありそうだよね?」
「チップってお客さんからどうやってもらえるのかな?」
と、報酬制度にチップが存在するのか疑問になる人も一定数いるのではないでしょうか?
そこで本記事では、出前館のチップ事情について解説しつつ、チップを導入している他社サービスも紹介していきたいと思います。
出前館の配達員にチップ機能はあるの?
出前館にチップ機能はない
利用者が出前館の配達員に渡す「チップ」という機能はありません。
利用者の支払い画面でチップの項目が無く、出前館公式からも発表されていないため、確実に無いと言えるでしょう。
今後インセンティブ報酬の一つとして追加されるのかも分かっていません。
現在のインセンティブはシンプルで、「基本料金の倍率を高める」という定期的なブーストだけです。
「距離報酬」「クエスト」などの細かいルールは無いため、その単純明快さが出前館の強みなのではないでしょうか?
出前館はチップが必要ないほど報酬が高い
そもそも出前館は他社サービスよりも稼ぎやすいシステムです。
- 関東エリア:715円
- 地方エリア:660円
- 沖縄エリア:550円
1件の配達で必ず得られる基本料金が高いため、チップ機能をわざわざ追加する必要は無いと言えるでしょう。
インセンティブブーストも月に何度も発生するため、さらに高くなる日が多くなります。
「715円×1.2倍=858円」「660円×1.3倍=858円」「550円×1.4倍=770円」
このように基本料金が底上げされ、毎回倍率の数字は変わります。
関東では1.5倍のブーストが発生した日もあり、この場合は1件の配達ごとに715円×1.5倍=1,072円が稼げていた事になります。
1時間で3件配達したら時給3,216円となり、このペースで5時間働いた場合、16,080円の報酬なのでかなり美味しい金額だと言えるでしょう。
出前館の配達員がチップをお客さんから貰うにはどうすればいい?
出前館にチップ機能が無いとはいっても、一部では個人間でチップを渡してくれるお客さんもいるようです。
昨日、初めて出前館で頼んで、お店から家までの配達をリアルタイムで応援しながら眺めてたら迷いながらも時間通りに着てくれて、雨も降ってたので頑張ってねとほんの気持ちだけ、ジュースでも飲んでねって200円のチップを渡したのだけど迷惑じゃなかったかしら…
引用:https://twitter.com/NItoRI_2to/status/1401466808662585347?s=20
このようにチップ(現金)をもらった場合は、出前館のシステムの外側で得られたお金なのでそのまま持ち帰ることができます。
(注文金額を現金で受け取った場合はシステム上の報酬なので、配達の最後に拠点へ精算しに行かないといけません。)
誠実に働いているとチップを貰える事もあるため、次項では「チップをもらえやすくなる方法」について解説していきます。
富裕層や外国人が住むエリアの配達員になる
なぜ「富裕層」「外国人」が住むエリアがおすすめなのかというと、、、
- 富裕層の方:お金と心に余裕がある
- 外国人の方:海外はチップの文化が主流
つまり、都心部やタワーマンションが多いエリアという事になります!
タワーマンションは部屋まで上がるのに時間と体力を使ってしまうため、お金に余裕のある住人がねぎらいの気持ちでチップをくれやすい傾向にあります。
出前館はUber Eats(ウーバーイーツ)のように転々とエリア移動ができないため、最初からそこに登録しておくと良いでしょう。
好印象を与えられるように対応する
社会人としての基礎の話になってしまいますが、配達時に好印象を与えるようにすると、チップをもらえる確率が上がります。
- 清潔感(爽やかな見た目・体臭に注意)
- 笑顔(マスク越しでも伝わるように)
- 挨拶(気持ちの良い接客をする感覚で)
この3原則を意識してみてください。
違う言い方をすれば、「相手が不快に思わないようにすればいい」という事になります。
自分が料理を受け取る側の視点で「どんな雰囲気で対応をしてもらったらチップを上げたくなるのか」を想像してみてください。
人が外に出たくない日に稼働する
人が外に出たくない日とは、「雨の日・雪の日・寒い日・暑い日」などの配達に難が生じる日のことです。
お客さんの立場からするとこれらの状況で配達してもらうのは、なんとなく申し訳ない気分になる人もいるでしょう。
もちろん配達員はそれも含めての仕事なので、お客さんが気負う必要はありませんが、優しい人は一定数います。
このような状況で配達している時こそ、先述した「好印象を与える3原則」で対応すれば、お客さんはチップをあげたくなるものです。
悪天候時の配達は事故などのリスクも伴うため、身を削ってまでチップを期待するのは正直おすすめできませんが、どうしても働かないといけない人は実践してみてください。
チップ制度が導入されているサービスはあるの?
チップ機能はUber Eats(ウーバーイーツ)と、menu(メニュー)がインセンティブの一部として取り入れています。
他のフードデリバリーサービスでは導入していないため、チップ機能有りで働きたい方は、当2社を検討してみてください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)
Uber Eats(ウーバーイーツ)で貰えるチップの相場は、注文金額の10%〜15%です。
お客さんが1,000円の注文をした場合、150円がチップ代として得られます。
ただ、これも「お客さんがチップをあげたくなったらの話」なので、もらえる頻度は高くありません。
チップの支払いは購入後30日の間で、お客さんが「アプリ」経由で入金するため、稼いだ報酬と一緒に振り込まれます。
特に配達パートナーは何もしなくても大丈夫で、どうしても気になったら「Uber Driver」アプリで確認してみてください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)チップの仕組みや相場は?配達パートナーが受け取るには?menu(メニュー)
menu(メニュー)にもチップ制度があり、利用者が注文時に「0円、100円、300円、500円」から選択できます。
だいたいのお客さんは100円を選択する人が多く、理由としては「デフォルト設定で100円が選択されているから」です。
また、その中から幾分のマージンがmenu(メニュー)側に渡る仕組みなので、全額もらえる訳ではありません。
配達パートナーがチップを確認できるのは注文から20分後なので、最短30分で引き出しが可能なmenu(メニュー)に適したタイミングだと言えます。
ただ、誰がチップをくれたのか確認できないシステムなので、配達パートナーもお客さんもチップに対する意義が薄れやすいと思います。
まとめ
出前館の配達員にはチップ機能はありませんが、「富裕層や外国人が多いエリアで稼働」「好印象を与える」「悪天候の日に働く」を実践すると、心付けとしてチップをもらえやすくなります!
- Uber Eats(ウーバーイーツ)
- menu(メニュー)
この2社にはチップ機能があるため、ぜひ検討してみてください!
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。