フードデリバリーサービス業界の代表格であるUber Eats(ウーバーイーツ)。
昨今では、外出するとかなり高い確率で配達している人を見かける程なのではないでしょうか?
2020年以降、世界情勢が一変し、大きく売り上げを伸ばした業績がありますが、2021年に入ってからは停滞している様子が見受けられます。
そんなUber Eats(ウーバーイーツ)ですが、
など、現在の配達パートナーの収入情報が気になるのではないでしょうか。
本記事では2022年現在のUber Eats情報に倣って、収入情報をまとめていきたいと思います。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の収入の仕組み
まずはUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの報酬システムから確認していきましょう。
- 基本料金(ベース)
- 配達調整金額
- インセンティブ
上記の3要素が報酬に関わるため、理解しておきましょう。
というのも、2021年5月10日から新料金として改正されたからです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の給料変更で新料金がヤバイ!配達パートナーは稼げるのか?基本料金(ベース)
「基本料金」は1件の配達で得られる報酬のことで、ベース料金として認識していただければ良いです。
以下の各項目が細かくひとまとめにされたものが「基本料金」となるため、軽く目を通しておいてください。
- 受取料金:44円
- 受渡料金:22円
- 距離料金:3円/km
- 予定時間報酬:6円/分
- サービス手数料:10%
上記はUber Eats公式の料金ではなく、料金変更後に働いた人のデータから導き出された数値です。
公式では具体的な金額は明示していないため、まずは一旦自分で計算してみても良いでしょう。
配達調整金額
配達調整金額とは、本来発生するはずだった配達報酬まで引き上げてくれるシステムです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)に限らず、フードデリバリー配達員というのはイレギュラーが割と発生します。
- レストランに到着しても料理が完成していない
- バイク配達員が交通渋滞に巻き込まれる
などの事態によってロスした時間から、本来の到着時間を推定して料金がいくらかプラスされるため、親切なシステムだと言えるでしょう。
明確な料金は明らかになっていませんが、100~200円程度だということがわかっています。
インセンティブ
インセンティブとは、条件を達成したら一定金額がもらえるボーナスシステムです。
基本料金の倍率を高めて報酬を底上げしたり、追加で数百〜数千円がゲットできたりと、Uber Eats(ウーバーイーツ)には欠かせないシステム。
各クエストを簡単に並べてみたので、目を通してみてください。
インセンティブ | 条件・内容 |
昼(夜)クエスト | 注文が多くなるランチやディナータイムの中で、1件の配達料金に数100円がプラスされる。 |
日またぎクエスト | 表示された数字(30や50など)から選択。3~4日内にその数の配達をこなせば数千円が加算される。 |
悪天候クエスト | 雨や雷の日にクエスト発生。表示された数字の配達数をこなすと数百円から数千円が加算される。 |
ブースト | 11:00~13:00などのランチタイムに発生しやすい。1回の基本料金の1.2倍、1,3倍と倍率が高くなる。 |
赤いシミ | マップ上に赤いシミが表示され、そのエリア内で配達をするとプラスで数百円が加算される。 |
この他に、新システムとして追加されたのが「最低報酬」というもの。
1件の配達で最低300円が保証される制度なので、もし200円程度しか稼げなかった場合でも300円に調整されます。
旧システムでは300円未満になることはまず無かったのですが、新料金による報酬の引き下げが原因となり、この制度が作られたようです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の収入が低いし稼げないと言われる理由
他社サービスよりも基本料金が低い
Uber Eats(ウーバーイーツ)の収入の一つである「基本料金」は、新料金に変更される前から低かったというのが事実です。
他のサービスでは「基本料金」自体が高額(700円程度)に設定されていたり、Uber Eats(ウーバーイーツ)に比べて高額であることが多いです。
また、Uber Eats は「インセンティブを報酬の要(かなめ)にして稼いでいくスタイル」なので、基本料金が下げられているという見方もできます。
とにかく現在は、料金が引き下げられて基本料金が300円を到達しない事もあるため、稼ぎにくい大きな原因として懸念されています。
配達パートナーが増えすぎて注文が鳴りにくい
収入が低いと言われるのは、「そもそも注文が入ってこない」というのも根本的な原因となっています。
2020年の上半期には配達パートナーが爆発的に増えて沢山稼いだ人が続出した反面、下半期になるにつれて飽和状態に陥った事が理由でしょう。
結果的に同じエリアに多数の配達パートナーが構えることとなり、他の人に注文を取られて稼げなくなった人が増えてきました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)はインセンティブが豊富なのですが、そもそも配達のチャンスが与えられなければ本末転倒です。
フードデリバリーサービスにおいて、配達員同士の受注争いが起きるのは死活問題。
しかし新料金に変更されてからは配達パートナーを退く人が増えたため、エリアによっては稼ぎやすくなった人もいます。
他のフードデリバリーサービスを利用する人が増えている
2020年にフードデリバリーブームを起こしたのはUber Eats(ウーバーイーツ)です。
業界では先駆者としての立ち位置で、現在でも一番有名な会社だと言えるでしょう。
しかし2021年現在、日本では沢山のフードデリバリーサービスが展開されており、「出前館」「menu」「Wolt」「foodpanda」「DiDi Food」などの他社サービスが力をつけてきました。
出前館では「配達員の質」が評価され、個人営業の飲食店を加盟店にしているサービスの需要も増えています。
そのため以前まで一人勝ちしていたUber Eatsのユーザーが減ってきており、収入が低くなった原因にもなっています。
Uber Eatsは基本的に誰でも簡単に働ける分、どうしても悪目立ちする事が多いため、そのような観点からも利用者が減ったとも言えるでしょう。
出前館配達員の給料と報酬の目安は?いくら稼げる?実際の月収・時給も公開!【配達1件最大1,980円!】実際はまだまだ稼げている人はいる
以上のようにUber Eats(ウーバーイーツ)の収入が減少したのは、様々な理由があります。
しかしそんな中でもやはり稼いでいる人はいます。
- バイク配達による大幅なエリア移動や、時間帯をずらす等の工夫を凝らして、沢山の配達ができているパターン
- 新料金により稼げなくなった配達パートナーが離れていったのを逆手に取り、一人勝ちしているパターン
このように、戦略を立てていけばまだまだ可能性があり、配達回数さえ持続できれば自然とインセンティブが機能してきます。
Uber Eatsは大手企業だという事もあり、そう簡単には破綻せずに徐々に立て直していくと思います。
現在稼げない条件の中にいる人は一旦待機してみるのも良いでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の収入・給料はいつ振り込まれる?
毎週火曜日〜木曜日に振り込まれる
Uber Eats(ウーバーイーツ)公式では「毎週、週の終わりまでに振り込まれます」と書かれています。
毎週のお支払いは、通常、週の終わりまでに銀行口座に振り込まれます。ただし、銀行の処理時間によっては、一部の入金が遅れる場合があります。
引用:Uber Eats
実際にはUber Eats(ウーバーイーツ)で稼いだ報酬は毎週「火曜日〜木曜日」に振り込まれる事がほとんどです。
毎週月曜日の午前4時が締めとなっており、例えば以下のような流れのようになります。
- 3月1日(月)~3月7日(日)に稼働
- 3月10〜11日(火曜日〜木曜日)に振り込まれる
給料が振り込まれない時の解決方法
Uber Eats(ウーバーイーツ)の本国はアメリカ合衆国ということもあり、海外送金となります。
「通常、週の終わりまでに銀行口座に振り込まれます」と説明されていますが、遅くても木曜日までには入金される事が多いです。
木曜日まで待っても入金されていない場合は『Uberのヘルプ』『Uber Eatsサポート』で確認をしてみてください。
他にも、登録した銀行口座が取り扱える範囲の対象外だったり、単純に入力ミスなども考えられます。
住所は英語表記となるため、逆さの順で書き込まないといけません。
このように様々な原因が考えられるため、改めて再確認していきましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼げないのまとめ
本記事ではUber Eats(ウーバーイーツ)の収入事情についてまとめていきました。
現在日本には沢山のフードデリバリーサービスが展開されていますが、やはり聞き慣れているのがUber Eats でしょう。
この記事にたどり着いた人も、なんとなくUber Eats が有名だから検討しているのではないでしょうか?
そこで提案したいのは、Uber Eats(ウーバーイーツ)ともう一つのサービスを掛け持ちする事です。
特に「出前館」は1件ごとに高い報酬が得られるため、効率よく稼げるでしょう。
ぜひ検討してみてください。
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。