ウーバーイーツで注文したら結構高いと聞いたことありませんか?
- 料金の仕組みってどうなってるのか?
- 手数料はいくらかかるの?
- お得に注文できる方法はないのか?
この記事を読めば、ウーバーイーツを利用するときにかかるお金について完全に網羅することが出来ます。
記事の後半では、ウーバーイーツの配達員に関するお金の話も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ウーバーイーツの料金の仕組み
ウーバーイーツの料金の仕組みは、変動制となっています。
まず、計算式で表すと以下の通りです。
①商品代金+②サービス料+③配送手数料+④少額注文手数料-⑤プロモーション=合計支払金額
それぞれの項目の詳しい説明は、後ほど解説します。
ウーバーイーツは、商品代金に加えて色々な手数料を支払う必要があるので、通常のレストランで購入するよりは高くなってしまいます。
実際に注文してみた
まずは実際の購入画面を見て頂いた方が分かりやすいと思いますので、ウーバーイーツで購入してみました。
今回購入したのは、ウーバーイーツの中でも人気店:マクドナルドの朝マックです。
先ほどウーバーイーツの料金システムは変動制だとお伝えしましたが、今回注文した時の条件は下記の通りです。
- 注文日時:日曜日の午前9時
- マクドナルドから自宅までの距離:約1.4キロ
その時の注文した朝マックのメニューはこんな感じです。
今回注文したのは、マクドナルドの朝マック
- 「商品代金」810円
- 「配送手数料」300円
- 「サービス料」81円
- 「少額注文手数料」0円
- 「プロモーション」300円
プロモーションとは、割引のことなので、今回は300円引き。合計891円でした。
店内で買った場合と比較してみると
ちなみに、今回注文したものを店内で買った場合、いくらになっていたかというと…
ソーセージマフィンセット | マックグリドルソーセージ | チキンマックナゲット | 小計 | |
店舗で購入 | 330円 | 150円 | 200円 | 680円 |
ウーバーイーツ | 400円 | 170円 | 240円 | 810円 |
比較すると、ウーバーイーツの方が130円高くなっていました。
でも、アプリで注文して配達完了までわずか20分。
自分で買いに行って往復していたらもっと時間がかかっていました。
手間がかからず、家から出ずに好きなものが食べられるので、これくらいの出費は必要経費かなと思います。
では次からは、「サービス料」「配送手数料」「少額注文手数料」について、どのように決められているのか詳しく確認しましょう。
ウーバーイーツの手数料の料金は?
まずは「サービス料」についてです。
サービス料とは、注文した小計(料理の注文代金)にかかる料金で、小計の10%かかります。
上限は350円までです。
今回の買い物でいうと、小計810円だったのでサービス料は10%の81円でした。
注文金額が高くなればサービス料も高くなりますが、上限があるのでたとえ10,000円の買い物をしてもサービス手数料は350円となるので安心してください。
ウーバーイーツの送料の料金は?
ウーバーイーツでは送料のことを「配送手数料」と言います。
この配送手数料が、ウーバーイーツの料金が変動制である理由です。
配送手数料は一律ではなく、様々な要素から決定されます。
- レストランから配送先までの距離
- 稼働している配達員の数
- 配達エリア
- 時間帯
- 飲食店 など
これらの条件が組み合わさって注文ごとに変動していると言われていますが、配送手数料がどのような計算式で決まっているかは、ウーバーイーツ公式からは公表されていません。
目安としては50~500円くらいです。
配達の距離別でみる配送手数料の例
様々な要素のうち、配送手数料の決定に大きくかかわっていると考えられるのが「配達距離」です。
シンプルに距離が離れていくほど、手数料は高くなっていきます。
「何キロ離れていたら〇〇円」という正確な数字は発表されていませんが、参考程度に下記の表はご覧ください。
配達距離 | 配送手数料の目安 |
~1キロ | 50~250円 |
1~3キロ | 150~350円 |
3~5キロ | 200~400円 |
5キロ~ | 400円~ |
配達手数料は注文確定前、お店を選ぶ段階で確認することができるので、「手数料が気になる…」という方はお店選びの参考にしてください。
「少量注文手数料」という仕組み
ウーバーイーツには、もう一つ手数料があります。それが「少量注文手数料」です。
ウーバーイーツには、「〇円以上でないと注文できない」という縛り:最低注文金額がありません。コーヒー一杯から注文できるのは便利ですね。
ただ注文はできるのですが、注文商品の合計金額が700円未満の場合、「少量注文手数料」という手数料を支払わなければいけません。手数料は一律150円です。
他フードデリバリー会社と比較すると
配送手数料や最低注文金額、サービス料について、各社の比較をのせておきますので参考までにご覧ください。
配送手数料 | 最低注文金額 | サービス料 | |
Uber Eats(ウーバーイーツ) | 50円~ | なし ※少額注文手数料150円あり | 代金の10% |
出前館 | 0円~420円 | 店舗ごとに異なる | なし |
menu | 300円~ | 1,000円未満の注文で一律150円 | なし |
Wolt | お店から1.5km圏内:99円 2.5km圏内:199円 4km圏内:299円 | 店舗ごとに異なる | なし |
ウーバーイーツの料金・値段は高い?
ここまで解説したように、ウーバーイーツで注文する際、商品代金以外に複数の手数料を払わなければいけないことは分かったと思います。
店舗で買うよりも高くなるのは、当然といえば当然ですよね。
ですが、ウーバーイーツで注文した場合、そもそもの商品代金自体も高くなっているんです。それはなぜでしょうか?
なぜウーバーイーツで注文すると高いのか?
理由は明確です。
飲食店側もウーバーイーツを利用するために手数料を払っているからです。
手数料額は商品代金の35%です。決して安い金額ではなりませんよね。
そのため、店頭価格と同じまま販売していては、大幅利益減、商品によっては赤字になってしまいます。
ウーバーイーツへの手数料を引かれても利益が計算できる価格設定にしなければいけないため、通常価格よりも高く設定されているのです。
他のフードデリバリー会社と比較してみよう
ウーバーイーツでの注文が、いつもより少し高くなることは分かりました。
ですが、ウーバーイーツだけが特別高いのでしょうか?
ということで、他のフードデリバリーの場合、手数料はどうなっているのか比較してみましょう。
<フードデリバリーごとの比較>
ウーバーイーツ | 出前館 | menu | Wolt | |
サービス利用手数料 | 35% | 35% ※ | 34% | 30% |
※出前館は、現金支払い時決済手数料(最大+3%)が追加されたり、自社配送の場合安くなる(10%)など、手数料が変動するケースがあります。
いずれの会社も30%以上の手数料を納めなければいけないので、ウーバーイーツだけが飛び向けて高いわけではありませんでした。
飲食店側は、必ずしも通常価格よりも手数料分の30数%を上乗せしているとは限りませんが、ある程度値上げてしまっているのは仕方がないようですね。
ウーバーイーツの料金はクーポンでお得に!
手数料がかかるのは分かったので、次に考えたいのは「じゃあどうすればお得に利用できるのか?」ですよね。
ウーバーイーツには、「初回注文者限定クーポン」や「配送手送料無料キャンペーン」などのクーポンがあります!
クーポンを使えば、数百円から場合によっては1,000円以上の割引が使えることもあるので、絶対に抑えておくべきです。
メールが来たり、アプリ内でも告知されているので、つねににチェックしておきましょう。
ウーバーヘビーユーザーは「Eatsパス」がオススメ!
ウーバーイーツを頻繁に利用するというウーバーイーツヘビーユーザーは、「Eatsパス」を利用するのがオススメです。
「Eatsパス」とは、ウーバーイーツのサブスクリプション(定期購買)サービスで、注文時に都度かかる「配送手数料」が月額料金を支払っていれば何度注文しても0円になるというサービスです。
- 月額プラン:498/月 ※980円から料金が改訂されました!
- 年間プラン:3,998円/月(月計算 約333円)
- 利用条件:税込1,200円以上の注文の場合に適用されます
- ※対象レストランはアプリ内で確認(全店舗適応ではありません)
- ※他クーポン・プロモーションと併用できる
Eatsパスは契約期間中に解約しても違約金・手数料はかかりません。毎回数百円かかるところが、498円払えば1ヶ月使い放題になるので、かなりオススメです。
しかも今なら「1ヶ月間無料キャンペーン」も開催されているので、是非チェックしてみてください!
配送手数料を0円にする方法
もう一つ、配送手数料を0円にする方法があります。それが、テイクアウトです。
ウーバーイーツでは、注文した商品を配達ではなく、自分で店舗まで取りに行くこともできます。
この場合だと、配達手数料がかかりません。
事前にアプリで料理を注文しておき、料理が出来上がったタイミングで自ら店舗へ取りに行く方法だと配達員は必要ありませんので、手数料が気になる方にはおすすめです。
もちろんクーポンなどは通常通り利用できますよ。
ウーバーイーツ配達員の料金の仕組み
ここまではウーバーイーツを利用する側、注文者から見た料金についての情報を解説しました。
ウーバーイーツは利用者にとって便利なサービスですが、配達員として働く場合にも魅力的なサービスです。
最後は「ウーバーイーツの配達員」について、簡単ではありますが基本的な情報をお伝えします。
まずは、一番気になるテーマ「給料・報酬の仕組み」についてみていきましょう。
ウーバーイーツ バイトの給料・時給は?稼げるの?ウーバーイーツの配達パートナーは完全成果報酬
ウーバーイーツ配達パートナーの配達報酬は、「1件配達すれば〇円」という完全歩合制です。
アルバイトのような時給は発生しないので、どれだけ長時間自転車に乗って移動しても、配達が完了しなければ0円、収入ナシです。
成果報酬型の仕事は、1件あたりの時間を短くし、回数を稼ぐことが売り上げを伸ばすコツです。
- 配達エリアに詳しくなること
- 注文件数の多い時間帯、エリアで稼働すること
- 適した配達車両を選ぶこと
- インセンティブ(追加報酬)がもらえるように稼働すること
一部ではありますが、より多く稼ぐために最低限抑えなければいけない考え方です。
ただがむしゃらに配達するだけでなく、どうすれば効率よく稼ぐことができるか、考えて配達することが求められます。
ウーバーイーツの配達パートナーは、業務委託契約を結ぶため、個人事業主として働くことになるぞ。
Uber Eats バイト隊長
ウーバーイーツの報酬の仕組み
ウーバーイーツ1件ごとの配達報酬の計算方法
計算式は、下記の通りです。
配達報酬=配送料(基本金額+配達調整金額)-サービス手数料+インセンティブ
配達報酬を構成する項目をそれぞれ簡単にまとめました。
- 基本金額:配達にかかる距離・時間に基づいて決められる基本報酬(※詳細非公表)
- 配達調整金額:イレギュラーなことが起きてロスした時間を補う報酬
- サービス手数料:配送料の10%が手数料として引かれる ※インセンティブやチップには手数料はかからない
- インセンティブ:クエスト・ブースト・ピークなどの追加報酬
新しい報酬体系になる以前は、計算式が公表されており、距離・時間・エリアなどによって明確な決まる計算式が公表されていました。
しかし、新報酬体系では報酬の計算式が非公表になってしまったので、注意が必要です。
それぞれの詳しい解説については、過去の記事でもまとめているので参考にしてください。
ウーバーイーツの報酬の仕組みは?引き下げで安くなった?新報酬について解説ウーバーイーツ1回配達したらいくらもらえる?
「細かい項目に分かれていることは分かったけど、結局1件でいくら稼げるの?」
ここが気になるところですが、ウーバーイーツ1件あたりの配達報酬は、毎回変動します。
固定制ではありませんが、おおよそ1件配達するごとに300円~500円程度だと覚えておくとよいと思います。
配達件数は、配達車両(自転車・原付バイクなど)や配達員の経験値(移動スピード、土地勘、対応力など)によって変わります。
ただ慣れてくれば1時間に2、3、4件と配達することもできますし、インセンティブもうまく活用すれば時給2,000円以上を目指すことも可能です!
出前館の業務委託配達員の料金が高い!
実は、ウーバーイーツよりも配達報酬が高い会社があります。それが、出前館の業務委託配達員です。
出前館の業務委託配達員は、ウーバーイーツとは違い、1件あたりの配達報酬が固定報酬になっています。
配達エリアによって若干異なりますが、配達距離などに影響されることはありません。
配達エリア | 配達報酬(1件あたり) |
関東エリア(東京・神奈川・埼玉・千葉) | 715円(税込) |
その他エリア | 660円(税込) |
沖縄エリア | 550円(税込) |
しかも出前館の公式サイトにものっていますが、今キャンペーンが開催されていて、条件を満たすと配達1件あたり最大1,980円の報酬を稼ぐことができます!これは時給ではなく、1件の報酬単価です。
ということは1時間に2件配達すれば時給3,960円、3件配達できれば時給5,940円という夢のような額を稼ぐことができてしまいます!!
出前館の業務委託配達員は稼げる?報酬・単価やエリア・登録の流れについて解説 出前館配達員の給料と報酬の目安は?いくら稼げる?実際の月収・時給も公開!【配達1件最大1,980円!】ウーバーイーツと出前館の掛け持ちがオススメ!
出前館とウーバーイーツの「どちらか」ではなく、「どちらも」掛け持ちして働くのがオススメです!
1件あたりの配達報酬は出前館の方が高額です。
ですがウーバーイーツの魅力の一つに「注文件数の多さ」もあります。
いくら報酬が高くても、注文件数が少なくては稼ぐことができませんよね。
どちらの会社にもそれぞれ得意分野があり、メリット・デメリットがあります。
ですので、配達エリアや時間帯によって2つをうまく使い分けるのが一番効率良く稼働できます。
待ち時間にもう一方のアプリで注文を受けられれば、効率が一気に上がるぞ!
Uber Eats バイト隊長
ウーバーイーツの料金のまとめ
ウーバーイーツの料金に関する情報を解説してきましたが、最後に今回のまとめです。
- ウーバーイーツの手数料は変動制
- 配達を頼むと店舗で注文するよりも高くなる
- サービス料は、小計の10%
- 配送手数料は、50円~で毎回変わる
- 700円未満の注文の場合、少額注文手数料(150円)が必要
- クーポンで割引可能
- 【おまけ】配達パートナーもおすすめ(出前館との掛け持ち)
自宅などの配達してもらう場合、配達員の給料が発生するので、どうしても割高になってしまいます。
ですが、注文してから数分の間に今までは宅配をやっていなかったお店の料理を自宅まで届けてくれる恩恵を考えると、とても便利なサービスだと思います。
クーポンもあるので、ぜひ効果的に使って、ウーバーイーツで得られる恩恵を存分に満喫してみませんか。
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。