Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーとして働く際に、気になるのが料金(報酬)ではないでしょうか?
どのような仕組みでいくら稼げるのか、一般的なバイト(〇〇店員等)の相場と比べると料金は高いのか低いのか。
このようにUber Eats(ウーバーイーツ)の配達を検討する際に様々な疑問が浮かぶのではないでしょうか?
そこで本記事では、
- Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕組み
- Uber Eats(ウーバーイーツ)の料金(報酬)の仕組み
- Uber Eats(ウーバーイーツ)はバイトより稼げるのか
について解説していきます。
後半ではUber Eats(ウーバーイーツ)よりも稼ぎやすいおすすめのサービスも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕組み
Uber Eats(ウーバーイーツ)は40都道府県に展開中で、加盟店は3万店を超えています。
(出前館は5万店を超えているため、加盟店数においてUber Eatsは日本のフードデリバリーサービスの中で2位となります。)
配達パートナーとして働く場合、基本的に営業時間中(7:00〜25:00)であれば好きなタイミングで稼働ができます。
時給制ではなく出来高制で、良くも悪くも自分の頑張り次第で料金(報酬)が決定する仕組みです。
配達範囲は「登録した都市で展開しているエリア」であればどこでも可能なので、かなり広い範囲で稼働することができます。
サービスが人気の理由は「各エリアに多くの配達パートナーが稼働していること」なので、利用者からするとすぐに注文が確定できるところです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー料金・報酬の仕組みは?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの料金・報酬の仕組みはとても複雑です。
- 基本料金
- サービス手数料
- 配達調整金額
- インセンティブ
項目を簡単に挙げると以上のようになりますが、その各項目に細分化されたルールがあります。
細かい部分まで覚える必要は絶対ではありませんが、とはいえ把握していないと効率的に稼ぐことはできません。
まずはざっくりで良いので、各項目を確認してみてください。
基本料金の仕組み
「基本料金」は1件配達すると得られる土台となる報酬のことで、ベース料金と言われています。
以下の4項目で基本料金が成り立っているため、ざっくりで良いので把握しておきましょう。
- 受取料金:44円
- 受渡料金:22円
- 距離料金:3円/km
- 予定時間報酬:6円/分
以上の項目は公式から発表された数値ではありません(実際は伏せられています)が、実際に稼働した方のデータから導き出されたものです。
エリアによっていくら稼げるのかはまた異なるため、まずはご自身が担当するエリアにて計算する方が確実です。
サービス手数料の仕組み
サービス手数料とは基本料金から一定数の割合(10%が多い)で差し引かれるため、報酬においてはマイナス要素となります。
(手数料のパーセンテージはエリアによって異なります。)
あくまで「基本料金」から引かれるため、インセンティブやチップなどのプラスアルファで得られた報酬からは引かれないので安心してください。
- 基本料金:600円
- 手数料:10%
- 合計:540円(+インセンティブ)
このように計算されます。
他のフードデリバリーサービスには手数料のシステムは導入していない場合が多いため、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーとして大きなデメリットだと言えるでしょう。
手数料は変更される可能性もあるため、随時配達パートナーの情報を公式アプリやHP等で確認しておきましょう。
配達調整金額の仕組み
配達調整金額は、配達中にお店側の都合や交通状況によって待たされた際に、その時間の損失分を報酬としてプラスされるシステムです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達を行なっていると、しょっちゅう何らかのイレギュラーが発生して待たされることがあります。
本来発生するはずだった報酬金額に合わせて引き上げられるため、特に待たされてもストレスは溜まらないでしょう。
また、このシステムは他のフードデリバリーサービスの配達員には導入されていないため、Uber Eats(ウーバーイーツ)にとって大きなメリットだと言えます。
明確な料金は明らかになっていませんが、だいたい100~200円程度という事がわかっています。
インセンティブ(追加報酬)の仕組み
インセンティブとは、配達において一定のタイミングや条件をクリアしたら、その数に応じて報酬が追加されるシステムです。
基本料金とは別の枠から報酬が発生し、その額も条件によって左右されますが、非常に大きいです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)では基本料金自体があまり稼げないため、インセンティブは欠かせないシステムだと言えるでしょう。
箇条書きで簡単に各インセンティブ項目を挙げてみました。
インセンティブ | 条件・内容 |
昼(夜)クエスト | 注文が多くなるランチやディナータイムの中で、1件の配達料金に数100円がプラスされる。 |
日またぎクエスト | 表示された数字(30や50など)から選択。3~4日内にその数の配達をこなせば数千円が加算される。 |
悪天候クエスト | 雨や雷の日にクエスト発生。表示された数字の配達数をこなすと数百円から数千円が加算される。 |
ブースト | 11:00~13:00などのランチタイムに発生しやすい。1回の基本料金の1.2倍、1,3倍と倍率が高くなる。 |
赤いシミ | マップ上に赤いシミが表示され、そのエリア内で配達をするとプラスで数百円が加算される。 |
また、最低報酬として300円が設定されているため、1件の配達で300円未満だった場合は、その差額がプラスされます。
(例:270円しか稼げなかった場合、30円がプラスされて300円になる)
以前のシステムでは300円未満しか稼げないということはありませんでしたが、2021年5月10日に全国的に報酬が引き下げられました。
そのため、いかにインセンティブを使って報酬を稼いでいくかがより重要です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達報酬・料金はバイトより高くて稼げる?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達で稼げる報酬料金は、実際にどれくらいなのか気になるかと思います。
一般的なバイト(ジムのインストラクター、飲食店の店員、清掃員など)より稼げるのでしょうか?
早速、報酬・料金について見ていきましょう。
バイト料金と同じくらい
Uber Eats(ウーバーイーツ)の平均時給は、かなりざっくり言うと関東であれば1,000円程度で、一般的なバイト時給と同等です。
というのも、現在の報酬の仕組みでは1件あたり500円にも満たない事が多いからです。
(もちろん一部エリアや条件によっては500円以上も稼げる事もあります)
なので1件300〜500円として、1時間にだいたい2〜3件回れたらいい方なので時給1,000円という計算になりました。
また、1件500円以上の配達報酬が得られたとしても、現在は配達パートナーがかなり多くて注文リクエスト自体が中々回ってこないため、1時間に1件しか回れないことも視野に入れています。
インセンティブ発生時に稼げる
Uber Eats(ウーバーイーツ)の基本料金のみでの時給は1,000円程度ですが、これにインセンティブが加えられると2,000円以上の報酬を稼げることが可能です。
もちろんインセンティブ内容によって稼げる報酬料金が異なるため一概には言えません。
「雨の日」「土日祝日」などの需要が高い日にブーストが発生すれば、1件の基本料金に加えて数百円が加算されます。
また「クエスト」では決められた期間内に数多くの配達をこなせば一気に数千円の報酬を稼げることも可能です。
よって「インセンティブ発生時」のみ、一般的なバイト平均報酬よりも多く稼げると言えるでしょう。
最近では、エリアによってはクエストが発生しない事が多いようです!
配達パートナーになる前に、まずは状況を確認する事が大事なので以下の記事を参考にしてみてください!
Uber Eats(ウーバーイーツ)のクエストが廃止でなくなった?人によって違う理由や復活方法についても解説!業界の中では稼げない方
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは、他のフードデリバリーサービスの報酬額と比べると「低い」ことが多いです。
業界では少なくとも1件あたり500円以上稼げる事が通常となっているからです。
(もちろんエリアや条件によっては少ない場合もあります)
先ほど最低報酬として300円が設定されていることを説明しましたが、実際に1件の報酬が300円未満の事例が沢山あります。
#東京 でも300円報酬に撃沈(TOT) 21時過ぎにバッグサイズも考えないダブルピックアップ依頼辞めて欲しい! 不本意ながら、片方の注文をサイズ超過でキャンセルしたら、2.4kmあるのに300円っておい!(TOT) 追加依頼のダブルも100円って! 受ける人いるんですかね?
引用:https://twitter.com/AgentJ87348814/status/1407390160770060293?s=20
Uber Eats、新料金体系になって配達員への報酬が激下がりし、めちゃくちゃ遠くに運ばされて報酬が300円しかもらえない「3コイン島流し」なる現象が発生しててマジで笑う Uber Eats、お前消えるんか…?
引用:https://twitter.com/Gesu_yamasan/status/1397068085782216705?s=20
ウーバーイーツの新料金(新しい報酬計算)、ブーストが1.3であってもやっぱり300円。 Uber eats スリーコイン 配送料
引用:https://twitter.com/zawa_zawa_zawa/status/1396820772761399296?s=20
UberEATS 4km先の配達で報酬300円って誰がこんなの取るんだ?降らない雨クエで渋くなってんのか?
引用:https://twitter.com/himawari_5959/status/1395736210568409090?s=20
相場が高い東京でもエリアによっては300円の報酬しか稼げない事もあり、配達パートナーの間では深刻な問題となっています。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼げないなら「出前館」配達員がおすすめ!
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬・料金体系は、現在のところフードデリバリーサービスの中でも特に低いです。
さらに配達パートナーが増えすぎた事で注文リクエストが届きにくくなっている状況も、稼げない要因だと言えるでしょう。
そのため、Uber Eats(ウーバーイーツ)で働くよりも「出前館」の”業務委託”配達員として働くことをおすすめします。
出前館配達員は「高単価」「短距離」「インセンティブ報酬料金が高い」という稼げる3つの仕組みを持っているからです。
出前館はUber Eats(ウーバーイーツ)よりも展開エリアと加盟店数が多く、沢山の方が登録できる状況なのでぜひ検討してみてください。
出前館は高単価
出前館の業務委託配達員の報酬は、数あるフードデリバリーサービスの中でも特に高いです。
1件あたりの配達報酬は以下の通り。
- 関東エリア:715円
- 地方エリア:660円
- 沖縄エリア:550円
これらは1件配達すると必ず入ってくる料金です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)のように細かな要素でまとめられるのではなく、固定料金として定められています。
このシステムこそ出前館の強みだと言えるでしょう。
出前館は短距離配達
出前館は基本的には3km以内の配達依頼しか来ない仕組みになっています。
出前館の公式では「最大でも4km以内」と説明されていますが、ほとんどは3km以内の配達です。
「報酬単価が高い」「短距離配達」という組み合わせはとてもよく、効率的に稼ぐことができるでしょう。
また、出前館の注文はリクエストが届くシステムではなく、配達員がオファー画面を見てその中から好きな注文を選ぶやり方です。
そのため、ドロップ先・ピック先が近い同士の注文を同時に受け持って、複数配達も可能なのでより効率良く稼げるでしょう。
出前館はインセンティブが太っ腹
出前館のインセンティブは、1件の配達報酬(基本料金)の倍率を上げるというシステムです。
つまり「一定期間のブースト」として、1日限定〜2週間など時期によって変わり、そのタイミングで配達を行うと通常よりも多く稼げます。
エリアや状況によって異なりますが、基本料金 ×「1.2」「1.3」「1.4」という形で、1件配達する度に報酬単価が底上げされた状態で計算されます。
関東の基本料金(715円)が1,4倍にされたら1件あたり1,001円が稼げるため、時給3,000円以上狙う事も可能。
Uber Eats(ウーバーイーツ)のように種類が豊富ではありませんが、シンプルだからこそインセンティブ効果が高くて稼ぎやすいです。
このシンプルなシステムは他社サービスと掛け持ちがしやすいというメリットもあるため、非常に使い勝手が良いと言えるでしょう。
まとめ
「Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー報酬料金の仕組みは?バイトより高くて稼げる?」というテーマで解説していきました。
簡単にまとめると、
- 料金は「基本料金」「サービス手数料」「配達調整金額」「インセンティブ」などいくつかの仕組みで成り立っている
- ある程度配達に慣れると一般的なバイトと同じくらいの時給を稼げる(エリアやタイミングによって大きく変動する)
- フードデリバリーサービス全体の中でもかなり稼ぎにくい位置にある
このように、現状あまり稼げないため「出前館」の配達員と併せながら働くことをおすすめします!
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。