アメリカで大人気のフードデリバリーサービス、DoorDash(ドアダッシュ)が2021年6月に日本上陸を果たし、仙台市を始め少しずつエリアを拡大させています。
日本ではまだまだ浸透していませんが、海外での拡大の早さをみるとすぐに広まりそうです。
そこで気になるのが配達員の働き方や報酬システムではないでしょうか?
本記事では以下の3ポイントにまとめていきます。
- DoorDash(ドアダッシュ)配達員の仕組み
- DoorDash(ドアダッシュ)配達員の報酬システム
- DoorDash(ドアダッシュ)配達員は稼げるのか
アメリカではフードデリバリーサービスの50%はDoorDash(ドアダッシュ)ユーザーなので、日本でも大きく人気が爆発する予感があります。
今あなたのエリアに無くても知っていて損はないので、早速見ていきましょう!
DoorDash(ドアダッシュ)配達員の仕組み
基本的にはシフト予約
DoorDash(ドアダッシュ)の配達員は「シフト予約」で、空いている日時・エリアを事前予約するとその日は確実に稼働できる仕組みです。
シフト内であれば自由にオンライン・オフラインを切り替える事が可能です。
今すぐ働きたいという方は、現在時刻から最短で働けるシフト枠を見つけて予約をすれば可能なので、試してみてください。
服装・配達バッグは自由
DoorDash(ドアダッシュ)の配達員は、規定の配達バッグやユニフォームはありません。
Uber Eats(ウーバーイーツ)をイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。
基本的に常識範囲内での服装で清潔感があれば大丈夫なので、他のフードデリバリー配達員として兼業することも可能です。
報酬は毎週振り込み
DoorDash(ドアダッシュ)の配達員の報酬は「週払い」となっています。
月曜日から日曜日までの一週間分が、翌週の火曜日〜木曜日に振り込まれるシステムなので、月に4回の頻度となります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)も同様にこの仕組みで、明確に「〇〇曜日に振込みます」とは決まっていません。
即日払いには対応していないので、今すぐ欲しい場合でも次の振込み日まで待つ必要があります。
とはいえ、週に一度の頻度はかなり高い頻度だと言えるので、モチベーションを維持しやすいでしょう。
DoorDash(ドアダッシュ)配達員の報酬の仕組み
DoorDash(ドアダッシュ)配達員の報酬の仕組みについて解説していきます。
配達員は基本的に「完全歩合制」なので、どれだけ自分が配達を行ったかによって報酬額が変わってきます。
(配達距離やプロモーション等の影響で大きく報酬額が変わります!)
報酬が発生する要素は以下の2通り。
- 基本料金(距離・時間・人気度)
- プロモーション(ピークタイムボーナス・チャレンジボーナス)
この各要素をしっかりと把握していなければ、効率的に稼ぐ事はできないので早速確認していきましょう!
基本料金
DoorDash(ドアダッシュ)配達員の基本料金とは、1件の配達ごとに得られる報酬です。
- 距離
- 時間
- 人気度
以上の3要素から合わさって一つの「基本料金」として成り立ちます。
◆距離
配達の移動距離が長くなるほど報酬がアップするシステム。
- 配達合計距離が2.5km未満:550円
- 配達合計距離が2.5km以上:以降1km毎に130円が追加される
Uber Eats(ウーバーイーツ)も距離報酬を導入しており、Wolt(ウォルト)においては距離が長くなるほど稼ぎやすい仕組みなので、非常にDoorDash(ドアダッシュ)に近いシステムです。
通常、長距離配達は多くの時間を使ってしまい「稼ぐ」ことにおいては非常に非効率です。
しかしDoorDash(ドアダッシュ)は2.5km以上からは1km進むごとに報酬が増えていくため、他社と比べると割高だと言えるでしょう。
◆時間
到着予定時間が残り少ない注文は報酬額が高くなります。
このシステムは「利用者が注文したにも関わらず料理が届かない事態を避けるため」にあるもの。
注文の残り時間が迫っているパターンというのは、他の配達員がリクエストに対してキャンセルしたり、雨天時や猛暑日などで配達員不足になっている場合に多いです。
この配達によって配達が遅れても、評価には繋がらないので安心してください。
DoorDash(ドアダッシュ)では配達員の評価を維持しなければ効率の良い配達はできません。
とはいっても、配達が遅れる理由には「どうしようもないこと」も多くあります。
ただ、こちらに関してはそれなりの理由があれば、理不尽な低評価を受けずに済むので安心してください。
以下の項目に当てはまる理由であれば、評価が下げられないように公平性が保たれます。
- レストランで長い時間待たされる場合
- お店側が誤って違う商品を入れたり欠かした状態で封をしている場合
- 配達員がリクエストを受注した時点で既に15分以上遅れることが予想される場合
- 受注したリクエストが既に複数の配達員が受注を途中で取り消して、15分遅れることが予想される場合
- 注文内容が3つ以上のまとまった商品である場合
- 豪雨や吹雪など、荒れた天気によって配達が困難な場合
上記の理由で荒れば自動で評価基準が調整されるため、BAD評価を受けず済みます。
もちろんサポートセンターにも相談する事はありませんが、もしエラー等でBAD評価が付けられたら連絡をしましょう。
◆人気度
先述したように、他の配達員が拒否した注文リクエストは、段々と単価が上がる仕組みとなっていき、拒否数によって異なります。
拒否されやすい傾向にある注文リクエストとは「ピックアップの距離が遠いお店」「デパートの高い階にあるお店」「料理の完成が遅いお店」など様々。
そのような、手間がかかったり待ち時間が長いお店というのは避けられやすい反面、単価も高くなります。
また、人気の注文(各地に点在する大手チェーン店)はすぐにピックアップができますが、単価は高くなりにくいと言えるでしょう。
プロモーション報酬
プロモーション報酬とは、いわゆる「インセンティブ(追加報酬)」のこと。
Uber Eats(ウーバーイーツ)や出前館など、あらゆるフードデリバリーサービスの報酬システムに導入されているボーナスみたいなものです。
プロモーション報酬には「ピークタイムボーナス」「チャレンジボーナス」の2つが存在し、基本料金を増額・加算する効果があります。
この仕組みを有効活用すると非常に効率的に稼げるため、ぜひ覚えておいてください。
◆ピークタイムボーナス
DoorDash(ドアダッシュ)の注文が多くなるタイミング・エリアに対して、運営が一時的に基本料金を増額する仕組みです。
「加盟店が多い人気なエリア」「土日祝日」「ランチ・ディナータイム」などの需要の高い条件で発生しやすいです。
通常の基本料金をベースに1件あたり100円〜400円ほど増額されるため、配達員としてはかなり狙い目だと言えるでしょう。
ピークタイムボーナスが発生したら配達員に通知され、対象エリアではマップ上で確認することができるため、見逃す事は基本的にありません。
このボーナスはよりDoorDash(ドアダッシュ)のサービスを供給させるために、配達員を増やす目的で存在しています。
ボーナスを狙うことも重要ですが、配達員が増えすぎた場合は逆に注文を受けづらくなる事も考えられるため、ケースによっては別エリアに移動する等の対処を講じてください。
◆チャレンジボーナス
チャレンジボーナスとは、一週間以内での総配達数に応じて得られるボーナス報酬のことです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の「日跨ぎクエスト」と期間は少し違いますが、ほぼ同様なので経験者はイメージしやすいのではないでしょうか?
「一週間以内に〇〇回の配達を完了したら〇〇円を加算」という形で、配達数が大きければ大きいほど報酬額も上がっていきます。
このシステムはUber Eats(ウーバーイーツ)で重要視されていますが、そもそもDoorDash(ドアダッシュ)は基本料金自体が高額なので、あくまでおまけ的な立ち位置だと認識しておくとストレスフリーに配達できるでしょう。
DoorDash(ドアダッシュ)配達員は稼げる?
時給は1,000円以上は稼げる
DoorDash(ドアダッシュ)の基本料金は最低でも550円が得られ、距離が長ければさらに稼げます。
また、エリアよって大きく異なる事は前提に、1時間に2件配達がマストでできることを予想すると、最低でも時給1,000円の報酬は稼げると言えるでしょう。
注文が途切れない場合は1時間に3件の配達も可能なので、プロモーション報酬も考えると時給2,000円以上も可能です。
実際に稼げている人の声を挙げてみます。
ドアダッシュ今時給2000円いってます
引用:https://twitter.com/ichi_ubereats/status/1411625169362198530?s=20
今日だけで計4500円稼げたー! 受注から配達完了までの実働時間では 時給3000円くらいになってる♪ あと待機時間と需要の多さだなぁ。 注文が入らん事には成り立たんからね。 注文の多い時間帯 調べないとだなぁ。 それとシンプルに肺と脚にくるw
引用:https://twitter.com/kz_re_/status/1425403221644697608?s=20
まだ展開エリアが少ないため、実際に働いた人の声は少数ですが、かなり稼げているようですね。
利用者が増えたらかなり稼げる
DoorDash(ドアダッシュ)配達員の報酬単価においては、数あるフードデリバリーサービスの中でもトップクラスです。
しかし、まだ現在は認知度が低いため「注文がなかなか鳴らない」という最初の壁に阻まれている状態です。
ただ、今後ジワジワと人気になっていくことが考えられため、注文が鳴る頻度と配達可能なエリアが増えていくことが期待できるでしょう。
同サービスの本国であるアメリカでは、フードデリバリーサービスの中でも50%がDoorDash(ドアダッシュ)を利用しているそうです。
料理以外にも生活用品、ファッションなどもデリバリー対象としている事もありますが、そこで得た資本で更に日本でより良いサービスを作っていくのではないでしょうか?
まとめ
「DoorDash(ドアダッシュ)配達員の仕組みは?報酬システムも解説!」というテーマで解説していきました!
DoorDash(ドアダッシュ)は今後さらに熱くなるサービスなので、対象エリアの人はぜひ始めてみてはいかがでしょうか?
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。