出前館の配達員は、好きな車両を選んで配達することができます。
その中でも、一番気軽に始められるのが「自転車」を使っての配達です。自転車での配達はきついという声をネットで目にすることがありますが、
- 本当に自転車での配達はきついのか?
- 出前館配達員は自転車では稼げないのか?
- 出前館配達員の保険やレンタサイクルについて
- 出前館は結局、自転車とバイクどっちがおすすめなのか?
について、一つずつ解説していきます。
出前館の業務委託配達員で自転車での配達に疑問や不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
出前館で自転車はきつい?
出前館の配達に自転車を使っている人はたくさんいます。
「出前館で自転車はきつい」と考えている方はいるかもしれませんが、個人的にはそこまで気にしなくてもいいと思います。
自転車での配達でも問題なし!
出前館の特徴の一つに「ロングドロップ(長距離配達)がない」という点があります。
平均配達距離が1.7キロとなっているので、自転車で配達してもそこまできつくはないでしょう。
ただ、その中でも
- 配達距離が比較的長い郊外エリア
- 坂道の多いエリア
を配達する場合は、人によっては少しきついと感じる場面も出てくるかもしれません。
どうしても自転車の配達は体力をより使うことになるので、長時間配達する場合は、ある程度運動に慣れている人がおすすめです。
また、出前館の業務委託配達員の場合、
- 注文リクエストは自分で選ぶことができる
- また、ノルマがないので、配達件数・配達時間を自分で決めることができるため
自分の体力にあわせて、無理のない範囲で稼働すれば、そこまで気にする必要はないと思います。
自転車配達員の報酬・給料はどれくらい?
出前館の配達報酬は、フードデリバリー業界の中でもトップクラスです。
配達車両が自転車かバイクかに関係なく、1件あたり〇円という固定報酬です。
配達エリア | 配達報酬 |
関東エリア(東京・神奈川・埼玉・千葉) | 715円(税込) |
その他エリア | 660円(税込) |
沖縄エリア | 550円(税込) |
配達距離によって変動はないので、より多く稼ぐためには、短い注文を数多くこなすことが一番効率が良いですね。
しかも今、1件当たりの配達報酬の最高額は1,980円になっています!
1時間に2件配達すると時給3,960円、3件配達すると時給5,940円!このペースで1日8時間配達すrことが出来れば、単純計算ですが日給47,520円にまで膨らみます!
もちろん、エリアや注文状況、配達スキルによって変動はするので、誰でもできる数字ではありませんが、とても魅力的な数字ではないでしょう。
出前館の公式サイトでは「月収100万円」を稼ぐ配達員の声も掲載されています!とても夢のある仕事ですので、興味のある方は是非ご覧ください。
出前館の業務委託配達員の月収例
実際に1ヶ月にどの程度稼ぐことができるのか、簡単にではありますが、モデルケースを紹介します。
今回は、「配達エリア:東京」「ブースト:2倍適用」の条件で固定して確認していきます。
【副業①】平日5日稼働/1日3時間配達/配達レベル:初心者(1時間に2件配達)/配達単価:1,430円
- 1時間(2件配達)⇒1,430円×2件=時給2,860円
- 1日(3時間稼働)⇒2,860円×3時間=日給8,580円
- 1ヶ月(23日稼働)⇒8,580円×23日=月給197,340円
【副業②】休日2日稼働/1日8時間配達/配達レベル:経験者(1時間に3件配達)/配達単価:1,430円
- 1時間(3件配達)⇒1,430円×3件=時給4,290円
- 1日(8時間稼働)⇒4,290円×8時間=日給34,320円
- 1ヶ月(8日稼働)⇒34,320円×8日=月給274,560円
【本業】週6日稼働/1日8時間配達/配達レベル:経験者(1時間に3件配達)/配達単価:1,430円
- 1時間(3件配達)⇒1,430円×3件=時給4,290円
- 1日(8時間稼働)⇒4,290円×8時間=日給34,320円
- 1ヶ月(26日稼働)⇒34,320円×26日=月給892,320円
もちろん、配達エリア・稼働時間・注文件数・ライバルドライバーの稼働状況・インセンティブ・開催中のキャンペーンなどによって、日々環境は変化するので、まったく同じペース働き続けるのは難しいでしょう。
ですが、自転車・バイク関係なく、出前館の業務委託配達員の配達報酬がかなり高いということは、分かって頂けたのではないでしょうか?
出前館の自転車配達は保険が必須?
出前館の業務委託配達員は、登録時に「任意保険証明書の提出」が義務付けられています。
理由は簡単で、出前館の業務委託配達員に登録するだけだと、万が一事故を起こしても労災にならないからです。
出前館の配達員のなかでもアルバイト配達員だったら、出前館と直接雇用契約を結んでいるため、万が一の事故が起きた場合は労災として保険が適用されます。
一方、業務委託の場合は、あくまでも外注扱いなので労災扱いにはならず、出前館からは障害見舞金だけが支給されるようになっています。
登録時の必須条件ではあるのですが、自身のリスクを減らすためにも、必ず保険に加入しましょう!
おすすめの任意保険は?
出前館がおすすめしている任意保険の内容があります。
- 対人無制限
- 対物1,000万円以上
- 業務中にも適用される保険推奨
これらの条件が登録時に必須という訳ではありませんので、これ以下のサービス内容でも登録自体は可能です。
ただ、一つ注意してほしいポイントがあります。それが③の『業務中にも適用される保険』という点です。
実は、一般的な保険では、業務中(配達中)の事故に対して保険が適用されません。
自転車で事故にあう危険性が一番高いのは配達中です。配達時間を気にしたり、マップを見ながら進んでいると、かなり危険です。
『業務中にも適用される保険』という条件も登録に必須ではないですが、どうせ保険に加入するばら少しでも安心できる保険内容にすることをおすすめします。
出前館の任意保険については下記記事で詳しく解説しています。
出前館の配達員は自転車バイクともに任意保険に入るべき?おすすめの保険内容についても出前館の配達でおすすめの自転車は?
どんな自転車で配達するかによって配達効率・体力の消耗具合が大きく変わっていきます。
代表的な自転車6種類の簡単な特徴をまとめました。
メリット | デメリット | |
ママチャリ | ・安い ・カゴが付いている | ・スピードが出ない ・長時間乗ると疲れやすい ・変則がないものもある |
折り畳み自転車 | ・持ち運びができる ・比較的安い | ・スピードが出ない ・疲れやすい |
ロードバイク | ・車体が軽い ・スピードが出る | ・前傾姿勢で商品がこぼれやすい ・高い |
クロスバイク | ・スピードが出やすい ・汎用性が高い | ・やや高い |
マウンテンバイク | ・舗装されていない道も走りやすい ・安定性がある | ・やや高い |
電動自転車 | ・疲れにくい ・安定性抜群 | ・高い ・バッテリー切れがある |
おすすめの自転車は人それぞれ
自転車に特徴がたくさんあるように、人によっておすすめの自転車も変わってきます。
例えば、1日中長時間配達する人には、負担の少ない電動自転車がおすすめな一方、体力に自信があり、郊外で長距離運転もするならスピードの出るロードバイクやクロスバイクがおすすめです。
また初期投資がそこまでできないなら、安いママチャリでも配達は可能です。
- 自身の働き方・体力を考える
- 適切な予算の中で、最大限配達効率があがる
- 長時間乗っても疲れにくく、漕ぎやすい
などを意識して、自分にとって最適な自転車をチョイスしましょう。
出前館で自転車の貸し出しはある?
業務委託配達員の場合、出前館から自転車の貸し出しサービスはありません。(アルバイト配達員の場合は、会社のものを使います)
基本的には、自前の自転車を用意する必要があります。
出前館で自転車レンタルのおすすめは?
「自前の自転車は持っていないけど、配達の仕事がしたい!」という方は、レンタサイクル・シェアサイクルを使って配達することも可能です。
1ヶ月で半数以上配達するなら、月額料金を払って借りるレンタサイクルがおすすめです。
週に1~2回程度、数時間だけ働くくらいなら、都度借りるシェアサイクルの方が、経済的負担が少なくて済むでしょう。
あなたの配達エリア内に、レンタサイクル屋さんやシェアサイクルの駐輪場があるかどうか、事前に確認しておきましょう。
いくつかおすすめのレンタサイクル業者をピックアップしました。
あなたの自宅の近くでも使えそうなところはあるか、気になるところがあればチェックしてみてください。
レンタサイクルを使う場合は、業務委託配達員登録時に任意保険証書の代わりに「レンタル契約書」を提出する必要があります。
出前館で自転車とバイクどっちがおすすめ?
まず自転車とバイク、それぞれのメリット・デメリットをあげると下記の通りです。
<自転車で配達した場合>
メリット | デメリット |
小回りがきく | 天候に左右されやすい |
スマホが触りやすい(ホルダー必須!) | 体力的負担が大きい |
維持費がかからない | バイクよりはスピードが劣る |
<バイクで配達した場合>
メリット | デメリット |
長時間移動に適している | 駐車スペースが制限される |
移動時間が短縮できる | 維持費・ガソリン代がかかる |
宅配専用バイクなら 雨除けカバー・宅配用BOXが使える | 法的規制が多い (制限速度・原付は二段階右折など) |
このように、バイク・自転車それぞれに良さがあります。
出前館の場合、どちらの車両を使っても十分稼ぐことができますが、一般的にはバイクの方が効率よく配達できると言われています。
ただ配達エリア・働き方によっても、向き不向きが変わってきます。
- 細い道が多い、狭く入り組んだ路地の多い住宅街→小回りの利きやすい「自転車」がおすすめ
- 朝から夜まで長時間配達する→体力の負担が少ない「バイク」がおすすめ
- 健康のことも考えて運動したい→「自転車」がおすすめ
- 一度に複数の注文リクエストを受注したい→「バイク」がおすすめ
自分の配達エリアの特徴を見極めて、一番働きやすい、稼ぎやすい車両を選ぶのが良いでしょう。
どの車両で配達しても報酬額は変わらないので、同じ時間で一番配達件数が稼げる車両にしよう!
Uber Eats バイト隊長
出前館は複数の車両を登録することができる!
実は出前館では、配達員の登録が終わった後でも、複数の車両を追加して登録することができます。
最初に自転車で登録した場合でも、必要書類を提出することで、バイクの配達も可能になります。
そのため、自転車でもバイクで両方配達できる環境にあって、どちらがいいか悩んでいるなら、一度両方試してみてください!
この記事を書いている私が言うのもなんですが、他人の意見を聞くよりも一度自分で試してみて、よりしっくりくる方を選ぶのが一番正解です(笑)
配達車両を変更する場合は、必ず申請を出して許可を得てから配達するようにしてください。申請なしに、登録とは違う車両で配達していると、最悪の場合、アカウントを停止させられてしますので気を付けましょう。
出前館で自転車のまとめ
出前館の配達員は、自転車でも十分稼ぐことが出来ます。
ただ、少なからず人によって合う合わないはあると思いますので、できるなら自転車での配達、バイクでの配達を試してみて、自分の働き方に一番あった方法を選べばよいと思います。
ぜひ自分にとって一番効率の良い働き方を探って、たくさん稼げる配達員を目指しましょう!
→【人気】出前館配達員の給料と報酬の目安。月収いくら稼げるか公開。
ウーバーイーツバイトが稼げるか・給料・時給やメリットなど分かりやすく下記で解説しています。
→【Uber Eats】ウーバーイーツバイトは稼げる?給料・時給を公開。