Uber Eats(ウーバーイーツ)の注文者にとって、「置き配」は直接配達員と対面せず、気軽に商品を受け取れるので、コロナ禍の影響もあり、多くの人が選択しています。
とても便利な方法ですが、配達パートナーであるあなたは、手渡し以上に注意すべきポイントがあります。
今回は、
- 置き配の流れ
- 置き配のメリット・デメリット
- 注文者の評価が上がる工夫
- トラブル対策
について、配達パートナー向けに解説します。
また記事の最後には、注文者向けに「Uber Eats(ウーバーイーツ)で置き配が選択できないときの対策」について解説しているので、ぜひご覧ください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配の流れ
Uber Eats(ウーバーイーツ)では、注文者が受け取り方法を選択できるようになっているので、「玄関先に置く」を選んだ注文に対して、置き配で対応することになります。
一つ例外なのが、注文時に置き配の設定を忘れてしまい、後からメッセージで「置き配にしてほしい!」と連絡が来るパターンです。
このパターンも頭に入れておき、インターフォンを押す前に、必ずメッセージで追加の指示が来ていないか確認しましょう。
アプリの操作手順
置き配をするときの具体的な手順をお伝えします。
基本的には、アプリの画面に従っていけば問題なく対応できると思います。
- 配達先に到着したら、指定の場所に商品を置く
- 商品の写真を撮る
- 注文者にメモを残す(商品を置いた場所や注意点など)
- 画面下部に表示されるボタンを押して配達完了
商品を置くときの注意点などについては、後程詳しく解説します。
Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配のメリット・デメリット
ここでは改めて、配達パートナー目線から見た、Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配のメリット・デメリットについて確認しておきましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配のメリット
- 感染症対策
- 配達先が不在の場合でも配達を完了できる
- 対面コミュニケーションが不要
置き配のメリットは、注文者にあると思われがちですが、配達員側にもメリットはあります。
まず、対面のコミュニケーションがいらないことで、感染症がうつるリスクを軽減できます。また、万が一配達先に到着したときに注文者が不在だった場合、待ったり、再配達やサポートへの連絡など対応が正直面倒です。置き配であれば、その心配は一切ないので、スピーディに配達を終えることができます。
他にも、知らない人とのコミュニケーションに苦手意識のある人にとっては、注文者と直接顔を合わせる必要がないので、気軽に配達しやすくなるかもしれませんね。
Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配のデメリット
- 商品に盗難やいたずらをされる危険性がゼロではない
- 長時間放置されると、衛生面のリスクが高まる
- 配達先を間違えてしまっていた場合、気づくのが遅くなる
とても便利な置き配ですが、メリットばかりではありません。必ずしも配達員に非がなかったとしても、評価を下げられてしまう危険性があります。
また、もし配達先を間違えて商品を置いてしまった場合、手渡しであればすぐに謝り、対処できますが、置き配だとどうしてもタイムラグができます。
すでに配達先を離れた後に発覚した場合、かなりのタイムロスに繋がるので、置き配をする場合は細心の注意が必要です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配の注意点
配達先に商品を置くときの注意点をお伝えします。
「商品を置くだけ」ですが、間違った対応をしてしまうと、クレームの原因に繋がりますので、絶対に頭に入れておきましょう。
置き配達の良い例・悪い例
とにかく注意してほしいのは、商品を置く場所です。
- ドアを開けた時に、商品に当たらない位置に置く
- 温かい商品と冷たい商品を一緒に置く場合は、少し間をあける
- 注文者から指示がある場合はその通りにする(カゴに入れる、置き場所の指定など)
- NG!ドアの目の前に商品を置く
- NG!ドアノブに商品をかける(※ドアを開けるときに落下する)
大切なのは、受け取る人の立場になって考えることです。
「自分が注文者だったら、ドアから出てきて、どこに商品が置いてあると便利か?」を考えれば、決して難しい話ではないと思います。
ドアノブにかけてほしいと言われたら
注文者の中には、直接地面に商品を置くことに抵抗があるからか、「ドアノブに商品をかけてほしい」と希望されることがあります。
気持ちはわかりますが、ドアノブの形状によっては、内側からドアを開けるときに、商品が落下してしまう危険性があります。
注文者の要望に沿うことも大切ですが、落下の危険性があると判断した場合は
- 落下の可能性があるので、くれぐれも慎重に開けてくれとメッセージを入れる
- 落下の危険があるため、別の置き方を提案する
など、臨機応変に対応できる余裕は持っておきましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配でできる ちょっとした工夫
置き配をするとき、ちょっとした工夫・気遣いをするだけ、あなたの配達パートナーとして評価を上げることができます。
好評価が期待でき、もしかするとチップに繋がる可能性もある(?)ので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
置き配ペーパーの上に商品を置く
置き配で商品を置く場所は、土足で歩くスペースですので、決して衛生的に良い訳ではありません。また、せっかくの温かい料理を、冷たいコンクリートに置くのも忍びない。
そんな時に便利なのが「置き配ペーパー」です。
紙ナプキンやキッチンペーパーなど、きれいで清潔感のある紙なら何でもOKです。商品の地面の間に敷くだけで、注文者からの好感度は一気に上がるはずです。
100均で購入できますし、決して大きな出費にはならないので、ぜひ試してみてください。
置き配ペーパーにメッセージがあればなお良し!
最近ツイッターでバズっていたツイートです。
ウーバーで玄関先に置き配頼んだら紙敷いてあって嬉しくなった pic.twitter.com/qvDlztATZu
— 凪@浪人 (@_na__gi_____) June 2, 2022
置き配ペーパーに、こんなメッセージがあれば、受け取った人は、とても嬉しい気持ちになりますよね。
バズっていることが、世の中で評価されている何よりも証拠です!
配達後メッセージを送る(例文あり)
置き配では、注文者と直接会話を交わすことができません。
それがいいという人もいますが、それだと機械的で味気ない…そんな方は、注文者へのメモに気の利いた一言を残してみませんか?
感謝の気持ち、注意事項なんでもOKで、もし予定よりも到着が遅れてしまったのならお詫びの一言も添えておくと良いでしょう。
メッセージ例文
毎回打つのは時間もかかるので、例文をメモに記録しておき、コピペして使うのがおすすめです。
Uber Eatsをご利用頂き、ありがとうございました。
「玄関前に置く」のご指示に従い、置き配にてご対応させて頂きました。
またのご利用を、心よりお待ちしております。
※遅れた場合→お待たせして申し訳ございません。
※注意事項がある場合→〇〇〇にお気を付けください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配でよくあるトラブル対策
困ったケースとしてよくあるのが「現金支払いのお客さんから置き配を希望される」というパターンです。
現金支払いの場合、置き配は対応不可
本来現金支払いの場合、置き配を選択することはできませんが、追加のメッセージで「置き配してくれ!お金を置いておくから」というパターンです。
確かに不可能ではないのですが、金銭の受け渡しは手渡しでないと、後々トラブルになる可能性が否定できません。
万が一、現金支払いのお客さんから「置き配にしてほしい」とメッセージが届いた場合は、現金払いでは、トラブルの可能性があるので、対応できない旨を伝え、丁重にお断りしましょう。
金額が足りないのに「ちゃんと払った!」と言いがかりをつけられてしまうリスクも否定できないので、くれぐれも安易に対応してはいけません。
困ったときはサポートに相談
いくら説明しても納得してもらえない場合は、サポートに電話して指示を仰ぎましょう。
おそらくサポートからは「現金を回収できなかったボタン」を押すように言われると思います。
現金支払いのお客さんから置き配を要求された場合は、
- まずは丁重にお断りする
- 万が一の場合は、サポートに電話する
- 現金を回収できなかったのボタンを押す
上記のポイントを覚えておきましょう。
【注文者向け】Uber Eats(ウーバーイーツ)で置き配が選択できない時の対策
最後に、Uber Eats(ウーバーイーツ)の注文者の方が、置き配を選択できない時の対策について、簡単にお伝えします。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の一部店舗で置き配ができなくなった
結論から言うと、Uber Eats(ウーバーイーツ)で置き配が選択できない理由は、「一部の店舗のみ、置き配が選択できない仕様になったから」です。
どの店舗でも置き配が選べないのではなく、特定の店舗へ注文に限って置き配が選択できない仕様になっているはずです。
置き配ができない理由とは?
公式から理由は発表されていませんが、置き配はとても便利なサービスである一方、商品受け渡しの際にトラブルが起きやすいことも事実です。
- 配達員が部屋を間違えて配達されてしまう
- 注文者が誤った住所を入力していても気づけない
- 商品に不備があった場合も証明ができない
- トラブルの責任が誰になるのか不明確になりやすい など
このような、手渡しでは防げるであろうトラブルを避けるための仕様変更ではないか、と推察できます。
どうしてもUber Eats(ウーバーイーツ)で置き配をしたい方へ
でも!どうしても置き配で配達してほしい!という方に向けて、2つの対策をお伝えします。
1.メッセージ機能を活用する(※メッセージ例文あり)
1つは、メッセージ機能やチャットを使って、配達パートナーに「置き配で対応してほしい」という旨を伝えましょう。
ただ、置き配にしたことで何かしらのトラブルが起きた場合は、補償対象外・自己責任になる可能性があることは自覚したうえで、お願いしましょう。
この度は配達ありがとうございます!
アプリでは設定できませんでしたが、「置き配」を希望しています。
玄関ドアの右側に商品を置き、配達完了として頂けますでしょうか?
チャイムも不要ですので、そのままお立ち去り頂いて結構です。
何卒よろしくお願い致します。
ポイントは
- 置き配を希望する旨
- 商品を置いてほしい場所
- チャイムの有無
を伝えることで、トラブルのリスクを極力減らしましょう。
2.他社フードサービスで置き配対応してもらう
Uber Eats(ウーバーイーツ)で置き配が無理なら、違うフードデリバリーサービスで注文してみましょう。複数のアプリに出店しているお店も多いので、どうしても置き配を希望する方は、試してみましょう!
Uber Eats(ウーバーイーツ)では選択できなくても、他サービスならデフォルトで選択できることがあります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)置き配サービスをうまく活用しよう
置き配サービスは、色々懸念点もありますが、配達員にとっても、注文者にとってもとても便利なサービスです。
特に配達員にとっては、ルールやマナーをしっかり守れば、効率よく配達することができ、ちょっとした工夫を続けることで、自身の配達員としての評価を上げることもできます。
置き配をするときは、今回紹介したことを念頭に置いて、配達していただけると幸いです!
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